ファルマスタッフを実際に利用する場合、薬剤師が転職先を探す際に利用するサイトとして人気があるため、その評判や口コミが気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ファルマスタッフが実際に口コミでどのような評判を得ているのか、また、ネガティブな評判が多い理由や、口コミを元にファルマスタッフのメリット・デメリットをまとめて解説していきたいと思います。
ファルマスタッフの基本情報と特徴
ファルマスタッフは、薬剤師専門の転職エージェントで、薬剤師の転職支援サービスを提供しています。グループ会社である大手調剤薬局チェーン「株式会社メディカルリソース」が運営しています。
ファルマスタッフの基本情報や特徴を紹介します。
ファルマスタッフの基本情報
運営 | 株式会社メディカルリソース |
会員数 | 非公開 |
公開求人件数 | 約43,000件以上※1 |
非公開求人件数 | 非公開 |
利用料金 | 無料 |
スマートフォンアプリ | 薬剤師のための学習アプリあり
「薬トレ保険調剤」 |
拠点一覧 | (支店) 札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡
(営業所) 大宮、船橋、京都、神戸 |
面談可能時間 | 要相談 |
セミナー・イベント | 全国各地で無料相談会実施 |
※1 参考:ファルマスタッフHP
ファルマスタッフでは、平日に加え、土日もご相談を受け付けており、これまで以上に便利にご利用いただけるようになりました。
ファルマスタッフは地方の求人も多い
ファルマスタッフは業界最大級の求人数を謳っていますが、現在、各地域でどれくらいの求人があるのでしょうか?
ファルマスタッフの求人検索機能を利用して、北海道から九州・沖縄まで、各地域の求人数を調査してみました。
エリア | 求人数 |
北海道 | 約1,200件 |
東北 | 約2,400件 |
関東 | 約18,000件 |
信州・北陸 | 約3,000件 |
東海 | 約5,400件 |
近畿 | 約8,800件 |
中国 | 約1,700件 |
四国 | 約700件 |
九州・沖縄 | 約2,200件 |
※参考:ファルマスタッフHP
ファルマスタッフは、求人数が最も少ない四国地方で約700件の求人を取り扱っていることから、取り扱い数の大きさが分かりますね。これは、ファルマスタッフがこの地域の求人を最も多く取り扱っているためです。
ファルマスタッフの各支店・営業所が運営する個別サイトでは、各地域特有の「薬剤師の転職情報」や「相談会の日程」などを確認することができます。これらのサイトでは、各地域の情報発信に力を入れています。
また、Uターン・Iターンを希望される方向けに「Uターン・Iターン転職相談会」も開催しています。ご興味のある方は、ご登録の上、ご参加ください。
ファルマスタッフのポジティブな評判
面談拠点が多い
親切だったし、親身になって相談に乗ってくれた。電話面談で済まされてしまうことが多い中、会ってヒアリングをしてくれるので安心。顔を合わせているほうがニュアンスとかも伝わりやすい。
(東京・30代前半・女性)
拠点がいくつもあって利用しやすい。都心にしかないと通うだけで1日つぶれてしまうし、転職活動中に1日つぶれるのはけっこうデカいダメージなので、助かります。
(神奈川・40代前半・女性)
地方に住んでいる方にとっては、相談会場が遠いだけで、転職エージェントを利用するハードルがあがってしまいます。
Web相談もありますが、相談できる拠点が多いといざという時にとても安心です。その点ファルマスタッフは、全国に拠点があるので、地域密着型の支援が可能となっています。
調剤薬局や薬剤師派遣に強い
以前と同じ調剤薬局に転職を考えていたけど、他のサービスだと取り扱いが少なくて困った。ここは求人数も多いし、調剤薬局に強いのか沢山あってよかった。
(東京都・20代後半・女性)
産後でいきなり正社員はキツいとおもってパートで探していましたが、面談後に派遣をオススメされた。
正直あまりいいイメージが無かったが、条件もしっかりしていたし、ちゃんとメリットもデメリットも教えてくれてよかった。なにより強引じゃなかったし、パートの求人も紹介をしてくれた上で提案してくれたので、ちゃんと考えてくれる感じで高印象でした。
(東京都・30代後半・女性)
ファルマスタッフは、薬剤師や派遣の薬剤師の求人が充実しています。自分のライフスタイルに合わせて働けるので、派遣で職を探す人が多い傾向にあります。
豊富な求人数だからこそ、さまざまなスタイルで働ける求人を探すことができます。
コンサルタントによるサポートが手厚い
交渉力が高いと聞いていたので最初から最後まで年収にこだわっている様子を見せてコンサルタントと相談しました。絶対に600万円の年収は確保したいという希望を押し通してもらうために交渉をお願いしたところ、徒歩圏内にあるドラッグストアに希望通りの年収で採用してもらうことができました。コンサルタントを信頼してしっかりと自分の希望を伝えてきたのが良かったのだと思います。
(東京都・30代前半・女性)
ファルマスタッフを利用して良かったのは転職がわずか一ヶ月で達成できたことです。希望を伝えたらすぐに良い求人を紹介してもらうことができ、書類の書き方や面接の仕方についてもよく教えてもらえたのが大きかったと思います。
(神奈川・30代後半・女性)
ファルマスタッフのコンサルタントに相談してみてわかったのが、とても求人情報について詳しいことでした。私の性格に合っていてのんびりと過ごせる職場が良いという曖昧な希望を出したにもかかわらず、本当に過ごしやすい環境がある職場を紹介してもらえたのです。
(大阪・30代後半・女性)
休日や給与の交渉は、一人ではなかなか相談しにくい内容なので、プロに任せるのが一番です。求職者の希望を考慮し、経験豊富なコンサルタントが代理で交渉してくれます。
仕事を探している人の中には、すぐにでも新しい仕事を始めたいと考えている人がいるかもしれません。ファルマスタッフでは、そのような方々のご希望を叶えるため、転職活動を成功させるためのサポートを行っています。
また、ファルマスタッフのコンサルタントは、求人の内容だけでなく、実際に働いている企業の風土にも精通しています。そのため、お客様のご要望に沿った求人情報を提供することができます。
ファルマスタッフのネガティブな評判
ファルマスタッフの評判のうち、特に気になるネガティブな評判を紹介します。
連絡が遅い…
日本調剤のグループだったので安心かなとおもって登録した。こういうサイトってしつこいくらい連絡が来るもんだと思ってたのに、全然連絡が来ない…。こっちから問い合わせることが多くて使いづらかったです…。
(東京・30代前半・女性)
ここともう一つ登録したけど、全然連絡がない。利用拒否されているのかと思った。
(神奈川・30代前半・女性)
私はファルマスタッフを利用してみて転職を諦めてしまいました。コンサルタントにいくら自分の希望を説明しても正しく理解してくれず、なぜ自分の希望通りの求人を紹介してくれないのかと問いただしても曖昧な返事を返すだけでした。そのうちにメールをしても一週間程度放置されてしまうようなことも多くなり、他の転職サイトを利用する気力も失せてしまいました。ただ、私の説明が不十分なところもあったかもしれないので、またほとぼりが冷めたら相談してみようかとも思っています。
(京都・40代・女性)
連絡が遅い場合があるようです。あまりにも遅いと感じた場合は、自分から電話して確認してみた方が良いでしょう。
質の悪いコンサルタントもいる…?
スタッフの質が良いって書いてあったのに、そんなことなさすぎてびっくりした。人によるんか。
紹介する気あるのか?ってくらい態度悪いし。ただでさえ前職で気が病んでんのに、たかだかエージェントに摩耗されたくないわ。
(埼玉・20代後半・女性)
紹介の時点では可もなく不可もなく。面接に同行しますっていってついてきたけど、本当に同行してきただけでビックリした。
何もアシストないの…?なんのためについてきたのか…ただただ監視されている感じがして気分悪かったです。
(大阪・30代前半・女性)
コンサルタントの中には、依頼者の希望を汲み取れず、依頼者を失望させてしまう可能性のある人もいます。
今まで担当したコンサルタントが自分に合っていない印象を受けたら、新しいコンサルタントに依頼した方がいいかもしれません。コンサルタントの変更は可能ですので、遠慮なく伝えた方が良いでしょう。
ファルマスタッフは時間がかかると評判が悪い?
あまり良くない口コミをまとめると次の通りになります。
- 連絡が遅い
- 質の悪いコンサルタントがいる
連絡の遅さについて、好ましくないコメントが多数見られました。そのため、転職に時間がかかりすぎていると思われた方もいるようです。
スピードを重視される場合には、最初の相談の時に伝えましょう。
なぜこのようなことが起きるかというと、ファルマスタッフの面談は、対面面接や丁寧な聞き取りと相談を重視しています。そのため、どの候補者にも時間をかけて対応し、親身になって声をかけるので、時間がかかる場合もあります。
ファルマスタッフと他社の薬剤師向け転職サイトを徹底比較
【今回比較する転職サイト】
- 薬キャリエージェント
- マイナビ薬剤師
- リクナビ薬剤師
- アプロドットコム
- お仕事ラボ
わかりやすく表にまとめてみました。
転職サイト | 総求人数 | 利用満足度 | 調剤薬局求人数 | ドラッグストア求人数 | 病院求人数 | 企業求人数 | 派遣求人数 |
ファルマスタッフ | 約60,000 | 4.1 | 約48,000 | 約8,500 | 約3,500 | 約300 | 約1,000 |
薬キャリ
エージェント |
約30,000 | 4.3 | 約23,000 | 約3,000 | 約2,500 | 約300 | 約4,500 |
マイナビ薬剤師 | 約59,500 | 4.0 | 約36,000 | 約15,000 | 約3,000 | 約5,600 | × |
リクナビ薬剤師 | 約45,000 | 3.7 | 約30,000 | 約10,000 | 約2,500 | 約200 | × |
アプロドットコム | 約53,000 | 3.8 | 約23,000 | 約12,000 | 約500 | 約100 | 約1,500 |
お仕事ラボ | 約26,000 | 3.8 | 約13,000 | 約2,500 | 約100 | 約30 | 約800 |
※2022年3月時点
続いて、各サービスについてそれぞれ紹介します。
薬キャリエージェント
【薬キャリエージェントの特徴】
- 利用満足度が最も高い
- 転職までがはやい
- 電話のみで転職
【薬キャリエージェントの基本情報】
サービス名 | 薬キャリエージェント |
運営会社 | エムスリーキャリア株式会社 |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://pcareer.m3.com/ |
マイナビ薬剤師
【マイナビ薬剤師の特徴】
- 求人数が最も多い
- はやい転職にも時間をかけた転職にも対応してくれる
【マイナビ薬剤師の基本情報】
サービス名 | マイナビ薬剤師 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://pharma.mynavi.jp/ |
リクナビ薬剤師
【リクナビ薬剤師の特徴】
- ドラッグストアの求人が最も多い
- 転職までがはやい
- 非公開求人が多い
【リクナビ薬剤師の基本情報】
サービス名 | リクナビ薬剤師 |
運営会社 | 株式会社リクルートメディカルキャリア |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://rikunabi-yakuzaishi.jp/ |
アプロドットコム
【プロドットコムの特徴】
- 単発の求人に強い
- 独立系の薬剤師転職サービス
【アプロドットコムの基本情報】
サービス名 | アプロドットコム |
運営会社 | 株式会社アプロ・ドットコム |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.apuro.com/ |
お仕事ラボ
【お仕事ラボの特徴】
- 定着率が高い
- マッチング精度が高い
【お仕事ラボの基本情報】
サービス名 | お仕事ラボ |
運営会社 | 株式会社AXIS |
利用料金 | 無料 |
公式サイト | https://www.oshigoto-lab.com/ |
ファルマスタッフはこんな薬剤師におすすめ
ファルマスタッフは、下記のような薬剤師におすすめの転職サイトです。
- 年収をアップさせたい薬剤師
- 派遣で転職したい薬剤師
- スキルアップしたい薬剤師
ファルマスタッフは、高収入求人を多数掲載しています。そのため、今よりも年収アップをしたい薬剤師にとってはぴったりの転職サイトなのです。
また、派遣薬剤師の求人も豊富に揃っているので、時給を上げるために派遣という選択肢を視野に入れている方にもおすすめとなっています。
掲載している求人企業は、福利厚生に力を入れている企業ばかりなので、安心して働くことができます。
さらに、日本調剤グループのノウハウを活かした教育・研修制度が充実しているのも大きなポイントです。これらの制度を利用することができるので、スキルアップ・キャリアアップを目指すこともできます。
ファルマスタッフを最大限活用するには?
ファルマスタッフを最大限活用するには、以下の2点を心がけましょう。
コンサルタントとは密な連絡を
転職を成功させるためには、コンサルタントに自分の希望をきちんと最初から伝えることです。希望を明確に伝えないと、見当違いの希望していない求人を紹介されてしまうかもしれません。
それではまた希望を伝え直したり、面談しなおしたりと時間だけがかかってしまいます。自分の希望をすべて伝えるのは、わがままに思えたり、気が引けますよね。
しかしファルマスタッフは、求職者にとって最高の求人をご紹介して、希望通りの転職をしてもらいたいと考えています。そのためにも、求職者とのコミュニケーションを大切にしているので、安心して相談しましょう。
担当者と合わないときはすぐに変更を
担当者との相性が悪いと感じたら、問い合わせ窓口に相談しましょう。
転職活動は求職者とコンサルタントの2人で進めていくものなので、相性が悪いままだと、せっかくファルマスタッフを利用しても、転職活動が思うようにいかなくなってしまいます。
担当者に直接変更を伝えるのは気が引ける場合は、問い合わせ窓口に担当者の変更を依頼をしましょう。ファルマスタッフには多くのコンサルタントがいるので、求職者にあった方を探してくれるでしょう。
転職に失敗してしまう薬剤師の特徴
転職に成功する薬剤師と失敗してしまう薬剤師、どこで差が生まれるのでしょうか?
多くの場合、「転職の理由を明確にしたか」「十分に転職先について情報収集をしたか」が明暗を分けます。
ここからはそんな転職に失敗しやすい方の特徴をまとめていきます。
特徴1.転職理由や優先順位が曖昧
転職理由や条件の優先順位が曖昧だと、転職に失敗しやすくなります。あれもこれもと条件をつけていると転職先が見つかりづらくなるので、これだけは外せないという条件の優先順位を決めておきましょう。
時給2,500円以上かつ通勤時間20分以内…など要望が多すぎると理想の転職先はなかなか見つかりません。通勤時間・勤務時間・給与……いずれかは妥協しなければいけないのが現実です。
だからこそ、転職先を選ぶ際の条件の優先順位を明確にしておきましょう。紙に書き出してみると、優先順位が明確になりやすいので試してみてくださいね。
これを怠ると、面接が通って転職先を決めたのは良いものの、自分にとって大事な条件が揃っておらず、転職先の職場でのミスマッチを感じる原因になりやすいのです。
特徴2.職場の雰囲気や状況を事前に確認しない
転職の動機として、「勤めている薬局の人間関係や待遇」「休暇の取りやすさ」「職場の忙しさ」などに不満があり、転職を希望している方が多いです。
それにもかかわらず、人間関係や待遇などの実態について事前に確認せず、同じような環境の薬局に転職したら、結局は同じように悪い状況に陥ってしまいます。
「次の職場は自分の求める条件を満たしているのか」「雰囲気はどうか」「現在の職場より好待遇なのかどうか」……など職場の環境を事前によく確認することが大切です。
可能であれば一度職場見学をしたり、面接時に雰囲気を自分の眼と肌で感じてみたりすることをおすすめします。
特徴3.給与と待遇だけで決めてしまう
仕事を選ぶとき、給与と待遇は確かに重要です。給与が高く、待遇が良い職場の方がモチベーションも上がる可能性が高いでしょう。
ただし、給与が高い場合には、何か理由があることも多いので注意しなければいけません。なぜなら、「離職率が高い」「人手不足」「業務が忙しい」などの理由で、人材が集まらないため給与を上げて募集をかけている可能性もあるからです。
また待遇が良く、「住宅手当」「研修補助」などの制度が手厚かったとしても、果たしてそれが自分にとって優先順位が高いものか考えてみましょう。
何か一つの部分で待遇が良かったとしても、「残業が多い」「休めない」「人間関係が悪い」といった問題が隠れているかもしれません。なぜ給与や待遇が良いのか、その理由も確認しておきましょう。
転職活動をするときには、失敗をしないよう転職先を見つけることが重要です。さらに、希望した職場に採用されなければ元も子もありません。
どのように転職活動を行うのが正解なのか、ポイントを絞ってご紹介します。
また、転職エージェントからもらう求人票には企業の情報が詰まっています。勤務地や給与だけではなく、次のポイントについても確認漏れがないように気をつけてください。
ポイント1.希望条件の中で優先順位を決めておく
転職先を選ぶときに、あれもこれもと条件をつけていくと転職先が見つからなくなってしまいます。
全ての条件を満たす薬局を見つけられることは非常にまれなため、多くの場合はなにかを妥協しなければ転職先を決められなくなるでしょう。
そこで大事なのは、条件のなかで優先順位を決めることです。「これだけは絶対に外せない」というポイントを絞って転職先を探す方が、選択肢も広がるため見つけやすくなります。
また、転職を手厚くサポートしてくれる転職エージェントに相談する際にも、条件をまとめて伝えることで、転職先を的確に紹介しやすくなります。
まずは、「勤務地」「給与」「科目」など自分の中で重要度の高い条件を洗い出してみましょう。
希望条件の中でご自身の優先順位を書いておくようにすると、転職エージェントに希望を伝える際にも伝えやすいのでおすすめです。
ポイント2.数字などの客観的な情報を集める
転職先を感覚で決めるのは危険です。転職先の先輩や知人がうまくいっているとか、役職をもらえているなどの噂を耳にすることは良くありますが、いずれも表面的な情報だけで転職を決めてしまうのは良くありません。
たとえば、「給与が良い」という噂で入社をしてみたら、「実は残業時間が30時間を超えていた」ということも少なくないのです。
こういった情報や噂に惑わされないようにするには、感覚ではなく明確な数字のデータで客観的に判断することが必要です。
- 年収・ボーナスの有無
- 休暇日数・有給休暇の取得率
- 月当たりの残業時間
- 薬剤師の数と事務員の数
- 処方箋枚数とメインの科目
- 現場薬剤師の平均年齢と離職率…
こういった数字をしっかりとチェックすることで転職先の状況を把握しやすくなります。
ポイント3.勤務エリアの給料相場を確認する
薬剤師の給与は一概には言えませんが、地域によって差が見られる傾向があります。薬剤師の需要と供給が合わず、人手不足になっている地域では給与は高めです。
逆に都市部のように薬剤師が充足している場合には、給与は平均的な金額かそれ以下になることもあります。
将来開業を検討しているため、資金を貯めたいという人は給与の高い過疎地域を選ぶのも手です。場所によっては、「寒冷手当」のように地域特有の補助が出ることもあります。
ただし、給与相場は年齢や労働時間にも左右されるので、地域差だけで比較しないようにしましょう。
ポイント4.職場見学などで現場を体感する
転職先の候補を転職エージェントから紹介されたら、それぞれの転職先について念入りに情報収集をしましょう。
もし不明な場合には遠慮なくエージェントの担当者に聞いてみることをおすすめします。
- 薬剤師数
- 処方応需枚数
- 科目
- 有給消化率
- 手当および補助
- 研修制度
- 勤務時間
- 残業の有無
- 福利厚生
- 転勤の有無
- 昇給率
- キャリアアップの可能性
- 仕事内容
これらについては確認しておくようにしましょう。
また、面接時のスタッフの雰囲気や上司の印象なども大事な検討項目になります。時間が許されるのであれば職場を見学させてもらうと雰囲気を掴みやすいでしょう。
ただし、人間関係だけは事前の調査で確認するのは難しいです。人間関係で悩むことが多い方は少人数の職場ではなく、人間関係の結びつきが大きな組織の職場を選んでおくのも手です。
転職で失敗する多くの薬剤師は、転職先のリサーチが充分でない場合が多いです。
職場見学などを行い、実際に現場でどのような業務を行うのか、すでに働いている先輩の様子はどうかなど、しっかりと自分の目でみておくと良いでしょう。
ポイント5.転職時期のタイミングを図る
転職のタイミングを計ることが転職を成功させるには重要です。たとえば、職場の人間関係が上手くいかないまま、我慢して勤務をして精神状態や体調を崩してしまっては大変ですし、社会復帰に時間がかかってしまいます。
ただし、もし職場の異動で問題が解決するなら、人事の担当者に相談してみるのも一つの手です。
一人で抱え込んで焦って転職すると、次の転職先でまた同じ状況になったときに、自分の中での解決法がないために同じ失敗を繰り返すことになりかねません。
今の職場が辛いのは、「忙しいからなのか」「人間関係が問題なのか」と、自己分析を行って転職を考えている理由を明確にすると、自分にマッチした転職先が見つかりやすくなります。
ポイント6.求人票で、退職金や残業時間なども確認する
退職金について、会社ごとの規定は異なりますが、勤続3年以上になれば退職金が出る会社も多いでしょう。ただし、中小企業や中小規模の薬局では会社の規定で退職金を支給しないケースもあります。
退職金の有無は、事前に確認しておくことが大事です。また、定年まで働くのであれば退職金にこだわる必要がありますが、ステップアップの過程であればこだわり過ぎる必要もありません。
その分、年収が多い方が得ということもあるので、自分がどれだけ勤続するかを含めて検討するようにしましょう。
また、給与と同じくらいに大事なのが、「就業時間や曜日」「残業の長さ」などの勤務形態についてです。
一般企業であれば9:00~17:00の場合もありますが、薬局の場合は遅くまで営業していることもあります。土日も営業している場合もあるので、勤務時間や週休2日は守られているかなども確認すべき項目です。
ポイント7.年間休日数は業種で大きく異なるので注意する
製薬会社の場合、年間休日が120日以上あることが多いですが、薬局や病院では年間休日が減る傾向にあります。たとえば、薬局によっては毎日開局している場合もありますし、病院も土日勤務となることがあります。
薬剤師の仕事で年間休日120日以上取ることができる職場先は限られており、特にドラッグストアだと比率は少なくなる傾向があるようです。
年間休日が多い職場を選ぶならば調剤薬局または企業を選ぶ方がおすすめです。企業の場合には自分の裁量の範囲でスケジュールを決めやすいので有給休暇も使いやすくなります。
なお、正社員であれば年間休日が多くても給与は基本的に大きく変動しませんが、勤務条件にもよるため、念のため確認しておいたほうが良いでしょう。
ポイント8.退職理由は無理に伝えず、前向きな転職理由を伝える
直属の上司に退職の理由を伝えると、上司から退職する理由を聞かれる場合があります。
転職理由が人間関係に関することや待遇に関することであれば、人材不足の職場では、改善をするからと退職希望者を引き止めにかかることもよくあります。
ただ、当人にとっては職場を辞めるまでに自分の中で十分に考えてきたはず。上司がそれを引き止めても、固い意志があるのなら思い留まる必要はありません。
マイナスな理由を告げるよりも、前向きな転職理由を伝え円満に退職することで、転職をスムーズに進めることができます。
ファルマスタッフの登録から転職までの流れ7ステップ
ファルマスタッフの登録から転職までの流れは、以下の7ステップとなっています。
- 登録
- 面談・ヒアリング
- 求人紹介
- 応募
- 履歴書・職務経歴書の添削・面接対策
- 面接・職場訪問
- 内定・入社
1.登録
まずは、申し込みフォームから必要情報を記載して登録を行います。氏名と連絡先、希望条件の記載するだけなので、登録時間は1分程度で完了します。登録後は、コンサルタントから連絡が届くので、それまで待ちましょう。
この時、連絡がつきやすい時間帯を伝えておくとこちらの都合に合わせてもらえます。
2.面談・ヒアリング
まず初めに、コンサルタントと個別面談を行います。転職に至った経緯やこれまでの経験、転職先の希望などのヒアリングがあります。気になることや悩みも隠さず伝えて置きましょう。所要時間は60~90分です。
まだ転職するかどうか迷っている方は、相談だけでももちろん可能です。キャリア相談をしながら今後の働き方や方向性を決めていけば問題ありません。
3.求人紹介
こだわりの希望条件やこれまでの経験をもとに、いくつか求人を紹介してもらいます。条件に合う求人が見つかるまで何度もやり取りを行います。
担当者は実際に紹介元まで足を運んでいるため、条件だけではなく職場の雰囲気や残業の有無など、求人だけではわからない情報もしっかり答えてくれます。
転職希望地域の転職市場なども教えてもらえるので納得のいく職場に応募するためにも、わからないことや気になることはどんどん質問していきましょう。
4.応募
応募したい求人が決まったら、コンサルタントが推薦してくれます。面接日のスケジュール調整や条件交渉などもコンサルタントが行ってくれます。
5.履歴書・職務経歴書の添削・面接対策
転職活動サポートの一環として、応募書類の履歴書や職務経歴書の添削や面接対策も行ってくれます。求人先との親密なネットワークをもとに、面接内容や選考の傾向なども教えてもらえます。
6.面接・職場訪問
面接の同行はなく、基本的に転職者一人が参加します。面接や職場訪問などを行い、入社後のイメージが持てるかどうかや、不安がないかを確認しましょう。気になることや細かい勤務条件も担当者に相談できます。
7.内定・入社
面接に通過し、採用条件の調整が終了次第、内定となります。入社日の調整の代行や、現在の勤務先から円満退職を行うためのフォローも、担当者がしっかり対応してくれるので安心です。また、「転職してサポートが終わり」というわけではなく、転職後も相談に乗ってくれます。
ファルマスタッフによくある質問
ファルマスタッフを利用する方によくある質問は以下の5つです。
【よくある質問】
- 本当に無料で利用できるの?
- 簡単に退会できるの?
- 転職するか決まってなくても登録できるの?
- 拠点に行けなくても利用できるの?
本当に無料で利用できるの?
ファルマスタッフは完全無料で利用できます。
手数料や登録料、紹介料などは一切かかりません。安心して自分にあった求人を探しましょう。
簡単に退会できるの?
ファルマスタッフは簡単に退会できます。
退会に時期的な制限などは一切ありません。退会したい場合は、直接担当者にメールまたは電話で連絡しましょう。
転職するか決まっていなくても利用できるの?
ファルマスタッフは転職することが決まってなくても利用することができます。
転職するか迷っている段階でも問題なく利用できます。求人を見て判断することもできますし、担当者と相談しながら決めることもできます。
未経験でも利用できるの?
ファルマスタッフは未経験でも利用できます。ファルマスタッフは未経験者歓迎の求人も多く扱っています。
また、ファルマスタッフは、はじめての方向けの研修なども行っているので、安心して利用できます。
拠点に行けなくても利用できるの?
ファルマスタッフは拠点に行かなくても利用できます。
拠点に行けなくても、電話やメールで面談できます。電話やメールでも丁寧に対応してくれるので、心配は要りません。
まとめ
ファルマスタッフの特徴や口コミ、デメリットなどをご紹介してきました。最後に、ファルマスタッフの特徴をおさらいします。
- 高収入求人、派遣求人が多数
- 日本調剤グループが運営しているので、調剤薬局の転職に強い
- 福利厚生や、研修制度も充実
- 地域に特化しているので、地元での転職に強い
転職活動を行う際には、できるだけ多くの求人から比較検討することが大切です。なかでもファルマスタッフは、高収入求人や派遣求人、調剤薬局の求人が豊富なので、それらの条件にマッチする方はまず登録から始めてみましょう。
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