貯めたマイルを使って、いつかは旅行をしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。ですがみなさんご存知の通り、マイルには有効期限が定められていますね。マイルやポイントに言えることなのですが、有効期限が切れる前に使いきることが難しく、期限切れを迎えてしまうということも多いのではないでしょうか。マイルの有効期限が切れた後に旅行の計画が浮上すると、なんだかとても損した気持ちになってしまいますね。
そんな時は、マイルをe JALポイントへ変更してはいかがでしょうか。ポイントに交換することで、有効期限が伸びたりJALパックでの利用ができたりと色々な利用方法があります。そんなe JALポイントについて確認しましょう。
画像出典:https://www.jal.co.jp/jmb/ejalpoint/
-目次- |
e JALポイントとは?
旅行で飛行機を利用したり、クレジットカードを利用した買い物をしたりと色々なケースで貯めることができる航空会社のマイルですが、マイルには有効期限が設定されており、その期間が過ぎるとマイルが失効するというのはご存知でしょうか。
せっかく貯めたマイルなのに、有効期限を過ぎて失効してしまってはもったいないですよね。マイルを貯めながら、どう利用するかも計画していく必要があると考えられます。
でも、マイルを利用すると言っても旅行に行くタイミングがなかったり、マイルと交換したい品物がなかったりとでそのまま失効させてしまうこともあるかと思います。そんな時におすすめなマイル交換先が「e JALポイント」です。
「e JALポイント」という単語を初めて聞かれる方も多いかと思いますが、知っていれば今持っているマイルを有効利用できる可能性もあります。そんなe JALポイントについて確認してみたいと思います。
出典:https://www.jal.co.jp/jmb/ejalpoint/
概要
まず初めにe JALポイントについてご説明しておきましょう。JALホームページで航空券の購入や国内・海外ツアー購入をする際に利用できるポイントがe JALポイントです。税金・燃油サーチャージの支払いにも利用が出来ます。
貯め方
e JALポイントの貯め方ですが、基本的にはJALマイルからの交換となります。JALマイル10,000マイルに対し、15,000e JALポイントへの交換となります。また、2018年3月31日までの期間限定で、JALカード会員向けのキャンペーンとして、3,000マイルからe JALポイントへ交換が可能となります。ただし、等価での交換となるため3,000e JALポイントへの交換になります。10,000マイル貯められそうであれば、そこまで頑張って貯めることをおすすめします。
出典:https://www.jal.co.jp/jmb/ejalpoint/
交換方法
交換方法については、以下の手順となります。
1.JALマイレージバンクへログインする。
2.マイレージページよりマイルをつかうを選択し、e JALポイント特典を選択する。
3.特典を申し込むを選択し、必要事項を入力する。
交換方法はとても簡単なので、気軽にポイント交換が出来ます。
使い方
ポイントの使い方ですが、航空券の購入、JALパックツアーの購入または、税金及び燃油サーチャージの支払いにポイントを利用することができます。マイルの場合は必要マイル数を満たさないと利用することができませんが、e JALポイントの場合はお金と同様に1ポイント1円で利用することができます。パッケージツアーを購入する際に、ポイントを全て使ってもまだ不足する場合があると思いますが、その不足分は現金での支払いが可能となります。マイルのように必要マイル数を貯める必要がないので、使い勝手はよくなります。
出典:https://www.jal.co.jp/jmb/ejalpoint/
※2017年11月16日発券分より、JAL国際線特典航空券において税金・燃油サーチャージの支払いに利用できなくなります。
メリットとデメリットをチェック!
e JALポイントに交換した時のメリット、デメリットについて確認してみたいと思います。
メリット
まず初めにメリットについてですが、マイルからe JALポイントへ交換することでマイルとしては無くなりますが、同じく航空券を購入できるe JALポイントとして有効期限が1年間延長されます。マイルのまま置いていても失効するだけなので、違うポイントになりますが有効期限が延長されるのは魅力的ですね。
また、マイルで航空券に交換するとフライトマイルの取得はできないのですが、e JALポイントで購入した航空券はFLY ON ポイントが貯まります。このFLY ON ポイントですが、毎年1月から12月までの12カ月間で貯めたポイントや搭乗回数によってサービスステイタスが変わります。
サービスステイタスは4段階あり、FLY ON ポイントが30,000ポイントまでは通常ランク。50,000ポイントまではJMBクリスタル。100,000ポイントまではJMBサファイア。それ以上はJMBダイヤモンドというステイタスへと変わります。ただし、単純にポイントを貯めればステイタスが上がるというわけではなく、条件としてJALグループ便に特定回数以上の搭乗がなければ各ステイタスへの昇格はありません。
また、JMBサファイアへとステイタスが上がるとJGCと呼ばれるJALグローバルクラブへの入会も可能となります(その際にJALグローバルクラブカードを持つ必要があります)。JGCに入会すると、予約の際に専用予約デスクを利用できたり、国内線の先行予約を行えたり、ラウンジの利用ができたりと上質のサービスを利用することができます。
マイルで航空券に交換するとFLY ON ポイントが貯まらないので、この搭乗回数にカウントされないのですが、e JALポイントで航空券を購入すれば、FLY ON ポイントが貯められます。搭乗回数にカウントアップされるのでJGCに入会できるステイタスに上がりやすくなります。
他にも、e JALポイントは1ポイント1円で利用ができるので、航空券やJALパックなどでポイントを利用し、不足分をクレジットカードにて支払うことも可能となります。マイルのように必要マイルが貯まるまで利用できないということがないので、e JALポイントの方がいいと思う方もいるのではないでしょうか。
デメリット
e JALポイントへ交換した時のデメリットですが、ポイントへ交換しても有効期限が1年延長されるだけで有効期限がなくなるということはありません。それでは、e JALポイントからまたマイルに戻せばいいのではと思うかもしれませんが、一度交換してしまうとマイルへ戻すことはできません。しかも、交換後はマイルと異なり利用範囲が制限されてしまいますので、他の提携ポイントと変えたい場合はマイルからの交換をお勧めします。
しかも、e JALポイントで購入した商品はキャンセルをしても、e JALポイントや現金の払い戻しということもありません。キャンセルすると損になります。また、利用についても制限があり、会員本人と2親等以内の親族のみが利用可能となります。それ以外の人は利用ができないので注意が必要です。
※2017年11月16日発券分より、商品のキャンセル時にe JALポイントお支払い分の払い戻しが可能となります。
マイルとどっちがお得?
使い勝手が良さそうなe JALポイントですが実際にはフライトマイルとe JALポイントのどちらが使いやすいのかということを検証してみたいと思います。
東京の羽田から大阪の伊丹へのフライトで確認すると、この区間の普通席の利用で普通運賃としては27,600円、55日前までに予約すれば適用されるスーパー先得では9,500円となります(2017年7月現在)。
同区間を特典航空券で利用する場合、必要となるマイルは通常マイルで6,000マイル(往復12,000マイル)、ディスカウント期間であれば5,000マイル(往復10,000マイル)が必要となります。
上記を前提としたうえで、10,000マイルをe JALポイントに交換してみましょう。獲得できるポイント数は15,000ポイントです。これを航空券の購入に充当させると、スーパー先得で往復を購入(9,500円×2=19,000円)とした場合、4,000円オーバーとなります。ディスカウント期間なら10,000マイルで往復できるわけですから、追加支払いのないマイルから直接の交換の方がお得になります。
また、マイルの場合は運賃と異なりフライト日時によって必要マイル数が変動することがなく、決まった区間であれば、決まったマイルの利用のみとなります。FLY ON ポイントを貯めてJGCへの入会を考えている人であれば、通常利用するよりも割安で貯めることができますが、そうでなければマイルで航空券に交換する方がお得ではないでしょうか。
2017年11月16日からの変更点
2017年11月16日からe JALポイントの取り扱いが変更となります。変更される前と後の違いについて、それぞれ確認してみたいと思います。
JALグループ国内線航空券
まず初めに、”JALグループ国内線航空券”の変更点について確認します。
変更後のメリットは、国内線航空券をe JALポイントで購入していた際、キャンセルするとe JALポイントの払い戻しができなかったのですが、変更後は払い戻しが可能となります。また、以前であれば複数人同時に支払いが発生した場合、自動でポイントの配分を行われましたが、変更後は個別に利用ポイントの割り振りが設定できるようになります。逆にデメリットとして挙げる点は、おともdeマイル割引の同行者運賃をe JALポイントで支払うことができていたのですが、変更後は支払いができなくなるというところかと思います。
2017年11月15日 発券分まで |
・e JALポイント支払い分⇒払い戻し不可 ・複数人数支払い時のe JALポイント配分⇒個別で利用額設定不可 ・「おともdeマイル割引」同行者運賃⇒支払い可能 |
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2017年11月16日 発券分から |
・e JALポイント支払い分⇒払い戻し可 ・複数人数支払い時のe JALポイント配分⇒個別で充当額設定可 ・「おともdeマイル割引」同行者運賃⇒支払い不可 |
JAL国際線航空券/JAL国際線特典航空券
JAL国際線航空券及び、JAL国際線特典航空券に対しても変更がありますので、確認しましょう。
支払いの払い戻しについては、国内線と同様の変更となります。国際線航空券だけの変更としては、予約変更時に運賃税金差額・予約変更手数料の支払いをe JALポイントではできなかったのですが、それが可能となります。デメリットとしては、複数会員のe JALポイントで支払うことができずに、ログインしたユーザのe JALポイントでしか支払うことができなくなる、という点かと思います。他にも、JALホームページで予約している途中でマイルからe JALポイントへの交換ができていたのですが、ポイントへの交換が途中でできなくなるため、事前に交換しておくことが必要です。国際線特典航空券では、税金や燃油特別付加運賃などへの支払いの際に、e JALポイントを利用できていたのですが、改定後は利用することができなくなります。
利用できるケースが少なくなるので、使い勝手は悪くなりますが、キャンセル時にポイントの失効がされないことは有り難いですね。
・JAL国際線航空券
2017年11月15日 発券分まで |
・e JALポイント支払い分⇒払い戻し不可 ・予約変更時の運賃税金差額・予約変更手数料⇒支払い利用不可 ・複数会員のe JALポイント⇒支払い可 ・予約途中でマイル→e JALポイントへの交換→可 |
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2017年11月16日 発券分から |
・e JALポイント支払い分⇒払い戻し可 ・予約変更時の運賃税金差額・予約変更手数料⇒支払い利用可 ・複数会員のe JALポイント⇒支払い不可(ログイン操作している会員のポイントのみ) ・予約途中でマイル→e JALポイントへの交換⇒不可 |
・JAL国際線特典航空券
2017年11月15日 発券分まで |
・税金や燃油特別付加運賃などへの支払い⇒利用可 |
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2017年11月16日 発券分から |
・税金や燃油特別付加運賃などへの支払い⇒利用不可 |
ジャルパックツアー
最後にジャルパックツアーの改善点を確認してみたいと思います。ジャルパックツアーでの改善点は、e JALポイントで支払いを実施していた際の払い戻しが可能となります。払い戻し操作を実施してから1ヶ月程度かかりますが、払い戻しが可能です。
2017年11月15日 発券分まで |
・e JALポイント支払い分⇒払い戻し不可 |
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2017年11月16日 発券分から |
・e JALポイント支払い分⇒払い戻し可 (払い戻し操作後、一か月程度要する) |
全体を通して、e JALポイントで支払いをしていた場合に、払い戻しが可能となるようになっていますが、e JALポイントからマイルへの払い戻しは改定後もできません。
また、今までe JALポイントを使って支払いができていたものができなくなったりもしています。そこは注意が必要となります。
まとめ
e JALポイントについて確認してきましたが、期限間近のマイルを交換することで有効期間が延長されるということはとてもメリットであると考えられます。JALツアーなどで利用できるポイントに交換できるということは時間が取れないけど、旅行には1年以内に行く予定がある人にとっては良いマイルの使い方ではないでしょうか。
ただし、やはりマイルから航空券に交換する方がお得な場合もありますので、マイルを使ってFLY ON ポイントを貯めたいと思われている方以外はあまりおすすめは出来ません。
何にせよ、折角貯めたマイルですから、期限切れだけは避けられるようにしておきましょう。
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