ANAとSBパートナーズがコラボしたスマートフォンの「ANAPhone」。普段使っているスマートフォンを利用するだけで最大ANAのマイルが34,400マイルを貯めることができます。ANAPhoneについて、提供される機種や利用できるプラン、どうすればマイルが貯まり、最大ポイントを貰うことができるのか確認してみました。
画像出典:https://www.ana.co.jp/amc/ana_phone/index.html
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ANAPhoneとは?
いつも利用している携帯電話ですが、携帯電話を利用するだけでANAのマイレージが貯まると嬉しいと思いませんか。そんなお得なサービスが2016年12月上旬よりソフトバンクグループのSBパートナ-ズ株式会社より「ANA Phone」として開始されました。
SBパートナ-ズ株式会社は、MVNO事業者としてソフトバンクの移動通信網を利用したサービスを利用しており、今回の「ANA Phone」ではスマートフォンの利用に応じたマイルが貯まっていくことになります。そんな「ANA Phone」について、提供される機種やどのようなプランが存在しているのかを確認していきたいと思います。
ANA Phoneを購入するときの大前提としてANAのマイレージクラブに登録しておく必要があります。仮に、ANAマイレージクラブのアカウントを複数持っているという場合は、いずれか1つのメインとなるカードを登録しましょう。よく利用するマイレージクラブのアカウントを利用することで、マイルが早く・たくさん貯まる近道になるかもしれません。
次に、ANA Phoneで提供されるスマートフォンの機種をご紹介します。ご存知の方も多いかと思いますがANA Phoneは、SONYのXperia XZという機種になります。通常の端末とは異なり、ANA Phone限定のコンテンツも用意されており、専用の壁紙や世界の時計や天気がわかるウィジェットがついてきます。カラーバリエーションはミネラルブラック・プラチナ・フォレストブルー・ディープピンクの4種類から選択することができます。
そんなXperia XZの気になる機種代ですが、下記のようになっています。
出典:http://www.softbank.jp/partners/ana/products/list/xperia-xz/price/
ここでの≪機種変更≫は、ANAPhoneをすでに利用中の人向けの価格になっています。(同じ機種に変更する人はほぼいないと思いますが…)
月々割を利用したい場合は、「データ定額5GB」および「App Pass」の契約が必要となります。月々割を利用することで実質負担額を減らすことが出来るので、ここは押さえておきたいところです。
また、2017年1月23日時点でののりかえ(MNP)で契約した場合の支払イメージは下記のようになっています。
出典:http://www.softbank.jp/partners/ana/products/list/xperia-xz/price/
ここでの毎月のお支払合計は、機種代を含んだ二年契約のときのものです。
ANA Phoneの料金体型ですが、ソフトバンクと同様で通話についてはスマ放題・スマ放題ライトからの選択となります。データ定額サービスですが、「ギガモンスター データ定額 30GB」または「ギガモンスター データ定額 20GB」、「データ定額 5GB」「データ定額ミニ 2GB」のいずれかから選択することになります。
基本的には、通話プランとなるスマ放題+パケット定額となるデータ定額+Web利用料が通信料となり、後は月々の機種代が加算されたものが月額の支払い料金となります。
プランによるマイルの違いは?
利用に応じたマイルが貯まるということですが、どうすればマイルが貯まるのか確認してみましょう。
マイルの取得方法については、月々マイルと搭乗ボーナスマイルの2種類の方法があります。料金プラン別に獲得できるマイルを見てみましょう。
料金プラン別一覧表
月々マイル
スマ放題でデータ定額の30GBを契約している場合の600マイルが月々マイルで取得できる最大のマイル数となります。その分月額料金を確認すると、スマ放題の2,700円+ウェブ利用料:300円+データ定額30GB:8,000円の合計が11,000円となり、得られるマイル数が多い代わりに料金が高くなってしまいます。ただし、3年目以上利用した場合、月々マイルで得られるマイル数が減ってきます。
2年目までと3年目以降では得られるマイルが大きく変わってきますので、継続して利用される場合は注意が必要です。それでもスマホを使い続けることでマイルがたまっていきますので、ANAPhoneを有効に利用しましょう。
月々マイルはご利用の翌月末に積算されます。
出典:https://www.ana.co.jp/amc/ana_phone/index.html
搭乗ボーナスマイル
次に搭乗ボーナスマイルについて確認します。搭乗ボーナスマイルは、国内線・国際線問わずに、ANAを1回利用すると4,000マイルが付与されます。搭乗マイルについても、契約している利用プランによって、マイルが付与される回数が変わってきます。
これらを組み合わせることで、スマ放題のデータ定額30GBを契約していれば、最大で34,400マイルを取得することができます。
また、マイル積算のタイミングは、搭乗月の翌月末頃です。
契約月を含む3カ月間で搭乗ボーナスマイルの権利回数が確定します。この期間でプラン変更した場合、もっとも低い料金プランの搭乗ボーナスマイル権利回数になりますので、注意が必要です。
契約の1~3カ月目の搭乗ボーナスマイルは、4カ月目に積算されます。
出典:https://www.ana.co.jp/amc/ana_phone/index.html
2年利用時の獲得マイルで旅行に行こう
ANAPhoneを利用して貯めたマイル(ここでは2年間で貯められる最大マイルである34,400マイルとします)を航空券に交換した場合、どこまでの旅行に行けるのか確認してみたいと思います。
ANAマイレージクラブにある国内航空券・国際航空券の交換に必要なマイル数を確認しました。まず、国内航空券への交換についてですが、国内であればシーズンに関係なく、東京ー石垣などの区間が最長となるフライトの航空券へと交換可能です。また、往復共にハイシーズンであっても往復で23,000マイルとなり、11,400マイルを他に利用することができます。よって、国内の航空券に交換する場合は、就航している全区間での往復航空券に交換することが可能です。
次に、国際線の航空券へと交換した場合のマイル数について確認します。
34,400マイル以内で利用しようと考えたとき、交換可能なのは下記の目的地になります。
・アジア1(Zone 3)
・アジア2(Zone 4)
※アジア1
北京、 大連、 瀋陽、 青島、 上海、 杭州、 広州、 厦門、 成都、 武漢、 香港、 台北、 マニラ
※アジア2
シンガポール、 バンコク、 ホーチミン、 ヤンゴン、 ジャカルタ、 ムンバイ、 デリー、
ハノイ、 クアラルンプール、 プノンペン
ただし、シーズンや利用クラスによってはマイルが足りないので、確認が必要です。韓国へはシーズン問わず、ビジネスクラスを利用しても最高で33,000マイルで交換が出来ます。アジア1へはシーズン問わずエコノミークラスの利用で交換が可能です。また、アジア2はローシーズンのエコノミークラスで交換することが出来ます。
ハワイに行きたい場合は、エコノミークラスのローシーズンで35,000マイル、レギュラーシーズンで40,000マイルとなっています。携帯利用以外でもマイルを貯めることで、他のエリアへも旅行することができますので、有効にマイルを貯めて旅行に行きたいですね。
他にも10,000マイルで10,000円分のEdyと交換できたり、ANAが加盟するスターアライアンスの航空券と交換できたりするので、貯めたマイルを無駄にせずに利用しましょう。
まとめ
ANAPhoneについて取り上げてみましたが、ANAのマイルを貯めている人にとっては、色々な特典がついてくるため、お得にマイルと貯めることができそうです。ただ、以前にauからJALのマイルが貯まるスマホが発売されていましたが、契約者数が少なくサービスが廃止されるということもありました。ANAPhoneは途中でサービスが廃止になるというようなことがないように見守る必要がありそうです。
ネットマイルが“すぐたまる”ポイントサイト「すぐたま」で貯めたネットマイルは、ANAのマイルに交換することが出来ます。
ANAPhoneで貯めたマイルと合わせて、賢くお得に旅を楽しみましょう。