2017年1月よりクレジット払いできる税金の項目が増えたのはご存知でしょうか。
今までできなかった税金をクレジット払いすることで、クレジットカードのポイントが付与されたり、支払いのタイミングで現金を用意する必要がなかったりというメリットが出てきます。
ただ、本当にメリットだけでデメリットはないのか、クレジット払いをすることで本当にお得なのか、ということについて今回は詳しく確認していきます。
-目次- |
クレジットカードで支払える税金は?
生活をする上で色々なところについて回る税金ですが、国に支払う国税や住んでいる地域に支払う地方税、日常支払っている消費税など色々な形で収めています。
そんな色々ある税金も、クレジットカードで支払いができていたものもあれば、できなかった税金もあります。
そんな税金ですが、2017年1月より、クレジットカードを利用して支払いができる税金の項目が増えました。
税金がクレジットカードで支払いできるということは、今までポイントを貯めることができなかった税金の支払いでもポイントを貯めることができ、さらに税金という1回の支払い額が多いもので節約につながることが考えられます。
そんな税金のクレジットカード払いについて確認してみたいと思います。
税金をクレジットカードで支払うメリット・デメリットを確認する前に、まずどのような税金がクレジットカードで支払いができるのか、どのクレジットカードブランデでも支払いに利用できるのかということについて確認します。
まず、クレジットカード支払いができる税金に項目について確認します。
2017年1月以前にクレジットカードで払うことができる税金は自動車税や固定資産税といった地方税が対象となります。
ただし、自治体によってクレジットカード払いができる項目が異なり、固定資産税のクレジットカード払いも東京の23区内のみ利用が可能といったような制限もあります。
ここでは東京都の都税クレジットカードお支払いサイトでで支払うことができる税金の一部を挙げておきます。
・自動車税
・固定資産税(23区内のみ)
・不動産取得税
・固定資産税・都市計画税(23区内のみ)
・個人事業税
・鉱区税
2017年1月からはこれらの税金以外にも、法人税や相続税、源泉所得税及び復興特別所得税等といった約30種類の税金をクレジットカードで支払うことができるようになりました。
法人税や源泉所得税といった項目がクレジットカードで支払うことができるようになっていますので、確定申告でまとまった税金を支払う必要があっても、クレジットカード払いにすれば現金を持つ必要がなくなるということも良い点ではないでしょうか。
次に税金払いに利用できるクレジットカードのブランドですが、以下の6種類となります。
・VISA
・MasterCard
・JCB
・AmericanExpress
・Diners Club
・TS CUBIC CARD
有名なブランドの会社のクレジットカードは利用が可能となりますので、手持ちのクレジットカードで税金を支払うことができるのではないでしょうか。
また、クレジットカードを利用して税金を払う場合の上限金額は、税額100万円未満の納税通知書・納付書のみとなっていますが、カード利用額が100万未満であればカード利用金額の上限までの支払いにしかならないので、支払う前にはカードの利用上限額を確認し、必要があれば限度額を上げて支払いをしてください。
カード会社によっては、一時的な上限額の引き上げをすぐに受け付けてくれるところもあるので、カード会社に確認をしてみてください。
支払い方法はインターネットからの支払いとなり、コンビニや金融機関の納税用紙を使ってクレジットカードで支払うことはできないので注意しましょう。
クレジットカード納税のメリットとデメリット
ではクレジットカード納税を行う上で重要となる、メリットとデメリットを見ていきましょう。
良い面だけでなく、悪い面をしっかり確認し、本当にお得なのか見極めましょう。
【クレカ納税のメリット】
税金をクレジットカードで支払った時のメリットについて見ていきましょう。
クレジット払いをすることによる一番のメリットとしては、クレジットカードのポイントが付与されるということではないでしょうか。
税金を支払うことでその何%かがポイントとしてキャッシュバックされるので、節約にもつながります。
また、クレジットカードで支払うということで、現金をすぐに用意する必要もないため、手持ちの資金がないという人にとってもすぐに用意する必要がなく、翌月までに用意をすればいいという節約術もあります。
あまりおすすめはしませんが、分割払いやリボ払いなどもできるため、納付期限があるものや一括納税が基本なものなどでも、無理なく支払っていくことができます。
【クレカ納税のデメリット】
税金をクレジットカードで払うことでのメリットを見てきましたが、クレジットカードで税金を支払うことによるデメリットは何もないのかということもしっかり確認して比較していきましょう。
デメリットとして考えられるのは、クレジットカードで税金を支払う場合には決済の手数料が必要となることです。
手数料としては、10,000円の支払いごとに73円(消費税別)が必要となります。また、複数の税金をクレジットカードでまとめて支払う場合、1件の支払いごとに手数料が必要となります。
手数料として必要な金額について以下にまとめてみます。
・1円~10,000円 73円(消費税込78円)
・10,001円~20,000円 146円(消費税込157円)
・20,001円~30,000円 219円(消費税込236円)
・30,001円~40,000円 292円(消費税込315円)
・40,001円~50,000円 365円(消費税込394円)
以降、10,000円増える度に手数料73円(消費税別)が加算されていきます。20,000円の税金と30,000円の税金をまとめて支払う場合は、手数料として、146円+219円の365円が別途必要となりますので、余分に税金を支払っているような感覚になるのではないでしょうか。
クレジットカード払いでポイントを獲得しても、手数料を取られてしまうのでは逆にマイナスになることも考えられます。
支払いに使うクレジットカードのポイント還元率を確認し、クレジットカードで支払った際に得られるポイント数と支払う手数料を計算し、どちらがお得なのかを事前に確認しましょう。
例
10,000円の税金を支払う場合…支払額10,078円
0.5%還元のクレジットカード…ポイント付与50円相当
1.0%還元のクレジットカード…ポイント付与100円相当
支払う税金の額によりますが、基本的には1.0%以上の還元率のクレジットカードであれば安心です。
どうしても手数料を支払いたくない、という場合には、間接的にクレジットカードでの納付が可能なnanaco納税がお得です!
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他にも、納税証明書の発行依頼が支払い手続き完了日から約2週間かかるということもデメリットではないでしょうか。
車検のように納税証明書が必要となってくるような場合、納税証明書が取得できるまでに期間が空くため、すぐに車検をとることができません。
納税証明書が早急に必要な場合には、クレジットカード払いではなく金融機関の窓口やコンビニなどで納付をする必要があります。
納税に使えるおすすめクレジットカード
ここからは納税に利用でき、かつポイント還元率の高いクレジットカードを紹介していきます。
メインカードとしてもお得に使え、年会費が無料で持てるものを中心に紹介します。
【リクルートカード】
カード名称 | リクルートカード |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB |
年会費 | 永年無料 |
付与ポイント | リクルートポイント |
還元率 | 1.2% |
付与単位 | 100円毎 |
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年会費無料でいつでも1.2%のポイントが還元される高還元カードです。
貯まったポイントは、ローソン等で使えるPontaポイントに即時等価交換ができ、利便性が高いのが特徴です。
リクルートカードについてさらに知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
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【楽天カード】
カード名称 | 楽天カード |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB |
年会費 | 永年無料 |
付与ポイント | 楽天ポイント |
還元率 | 1.0% |
付与単位 | 100円毎 |
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クレジットカード顧客満足度1位を何年も取り続けている楽天カード。
楽天ポイントは楽天グループサイトでの利用をはじめ、ミスタードーナッツやマクドナルドなどの実店舗でも利用でき、人気の共通ポイントとなっています。
楽天カードについてさらに知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
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【Yahoo!JAPANカード(YJカード)】
カード名称 | Yahoo!JAPANカード |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB |
年会費 | 永年無料 |
付与ポイント | Tポイント |
還元率 | 1.0% |
付与単位 | 100円毎 |
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YJカードはYahoo!JAPANが発行しているクレジットカードとして知名度が高く、カードのデザイン性も優れています。
Tポイントが1.0%還元で貯まり、Tポイントカードとしても利用できるので貯まったポイントをすぐに利用できるのも嬉しいですね。
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【dカード】
カード名称 | dカード |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:400円 ※前年度1回以上のショッピング利用で無料 |
付与ポイント | dポイント |
還元率 | 1.0% |
付与単位 | 100円毎 |
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dカードはNTTドコモのクレジットカードですが、ドコモ利用者以外でも持て、年に1回の利用で年会費無料で使えるクレジットカードとなっています。
ローソンやマクドナルドなどで利用できるdポイントが貯まり、電子マネーのiDとdポイントカード機能が付帯され1枚で3役のカードとなっています。
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まとめ
今までクレジットカード払いできなかった税金をクレジットカードで支払いができるようになったことで、支払い方の選択肢が増えまた、税金の支払いでポイントが付与されることでキャッシュバックも期待ができるというのはありがたいですね。
ただ、メリットばかりではなくクレジットカード払いをすることにより手数料など余分に支払いが発生するというデメリットが発生することも念頭において賢く節約していきましょう。
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