ANAのマイルがザクザク貯まるANAカード。
そんなANAカードの中でも様々なステータスのクレジットカードを用意しているJCBから、飛行機の搭乗が簡単にできる「Skipサービス」やポストペイ型電子マネー「QUICPay」、プリペイド型電子マネー「nanaco」の機能が1つにまとまった、お得な「ANA QUICPay+nanaco」が出ているのはご存知でしょうか。
これ1つ持っておけば色々な用途でつかえること間違いありませんが、今回はANAカードで用意されたJCBブランドのカードの特徴を含めて紹介していきます。
-目次- |
ANA QUICPay+nanacoとは?
出典:https://www.ana.co.jp/amc/cpn/qp1503/
ポイントサービスや電子マネーの普及に伴い、お財布の中のカードがいっぱいになり、大変な思いを経験された方は少なくないと思います。
1枚のカードで様々な機能が使えれば、所持するカードの削減になり、便利だと思いませんか?
クレジットカードの国際ブランドでもあるJCBで発行されているANAカードから、ANA便搭乗時にチケットレスで乗れる「Skipサービス」と、電子マネーの「QUICPay」と「nanaco」の3つのサービスを1つにまとめた「ANA QUICPay+nanaco」が登場しました。
ここでは、ANAのSkipサービス、QUICPay、nanaco、それぞれ3つのサービスがどのようなものか、「ANA QUICPay+nanaco」の入手方法などを詳しく紹介していきます。
【ANA Skipサービス】
出典:https://www.ana.co.jp/domestic/prepare/checkin/skip/
Skipサービスとは、ANA国内線を利用する際、事前に航空券の予約・購入・座席指定を済ませておくと、チェックイン不要で直接保安検査場に進めるサービスです。
オンライン上で手続きを行うので、チケットレスで搭乗することが可能です。
Skipサービスは2次元バーコードを発行し、バーコードを空港の端末に読み取らせることで、情報を管理しています。
2次元バーコードは、スマートフォンはもちろん、ガラケーやタブレット、Apple Watch、PCと様々な端末から表示させることができます。
※PCのみの場合には印刷して空港に持参する必要有り
他にも、ANAマイレージクラブ会員であれば持っているIC機能つきのANAカードやANAマイレージクラブEdyカード、おサイフケータイといったIC機能つきの携帯電話を使ってチェックインすることも可能です。
トランクなど預ける荷物がなければカウンターによることなく直接搭乗口まで行けることから、よく飛行機を利用する方はSkipサービスは非常に便利です。
【QUICPay】
出典:http://www.quicpay.jp/
QUICPayとは、店舗に置かれている端末にカードや対応しているスマートフォンをかざすだけで支払いを行うことできるサービスとなります。
キャッシュレスで簡単に支払いが済み、サインも必要ありません。
また、事前にチャージする必要がなく、後払い型の電子マネーとなっています。
そのため、残高不足で支払いができないといったこともないので、ストレスなく利用できます。
QUICPayに紐づくクレジットカードのポイントも当然獲得できます。
ただし、1回の支払い上限が2万円となっているため、2万円を超える高額決済は行えません。
インターネットショッピングや海外での利用もできません。
【nanaco】
出典:https://www.nanaco-net.jp/
大手コンビニチェーンのセブンイレブンや、大型スーパーのイトーヨーカドーでお馴染みのセブン&アイが発行している電子マネーで、全国の様々なお店で利用ができます。
こちらは事前にチャージが必要となる、プリペイド式の電子マネーですが、インターネットで簡単にチャージが行えます。
nanacoの最大のメリットは、セブンイレブンでの収納代行サービスの支払いに利用できる点です。
通常、公共料金の支払いや税金の支払い等の払込用紙による収納代行ではクレジットカードでの支払いは利用できませんが、nanacoを使えば間接的にクレジットカードでの支払いができる仕組みとなっています。
さらにチャージに利用するクレジットカードの券種によっては、チャージでもポイントが獲得できるので、お得に支払いができるのです。
また、nanacoの利用でもポイントが貯まるので、ポイントの2重取りも可能となります。
(※収納代行はnanacoポイント対象外)
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【ANA QUICPay+nanaco】
出典:https://www.ana.co.jp/amc/cpn/qp1503/
ANAのSkipサービス、ポストペイ型電子マネーQUICPay、プリペイド型電子マネーnanaco、この3つのサービスが1つのキーホルダーになりました。
このキーホルダーを持っているだけで、3つのサービスが利用できるようになります。
お財布を持たずとも、このキーホルダーがあればいつでもお買い物ができますし、旅行時にチケットを出し入れすることも必要ありません。
・入手方法は?
この「ANA QUICPay+nanaco」の入手方法ですが、ANAカード所有者に限定されています。
また、ANAカードの中でも「JCB」ブランドのANAカードを所有している方のみ、発行が可能です。
・お金はかかる?
ANAカードの年会費以外に年会費はかかりませんが、発行手数料として300円(税別)が必要となります。
手数料はANAカードの利用請求と合算し引き落とされます。
ANA JCBカードの紹介
ANAマイルがザクザク貯まるクレジットカードといえば、ANAカードを思い浮かべる人が多いと思いますが、ANAカードは航空券の購入や飛行機の搭乗はもちろん、普段使いをする中でもマイルが貯まりやすいクレジットカードとなっています。
そんなANAカードですが複数の種類が用意されています。
ここでは「ANA QUICPay+nanaco」が申し込める「JCB」で発行されているANAカードについて、それぞれの基本情報や特徴を紹介していきます。
JCBのANAカードは共通して、クレジットカード利用でOkiDokiポイントが1,000円毎に1ポイント貯まります。
貯まったポイントは、ANAのマイルに交換することができますが、交換レートはクレジットカードの種類によって異なります。
マイルへの交換は1ポイント以上、1ポイント単位で交換ができるのも魅力です。
「マイル自動移行コース」と「マルチポイントコース」の2コースあり、前者はポイント獲得後自動でANAマイルに交換が実施されます。
マルチポイントコースではOkiDokiポイントのまま貯まっていくので、マイル以外の交換も可能となります。
また、追加カードとして交通系ICカードの「PiTaPa」機能が付いた「ANA PiTaPaカード」を発行することも可能です。
PiTaPaは大阪を中心とした私鉄で利用できるポストペイ(後払い式)の交通ICカードですが、交通系ICカードの全国相互利用サービス開始に伴い、事前にチャージをすることにより全国の相互利用サービス対応路線で利用が可能となっています。
では早速、JCBのANAカードの各種詳細を見ていきましょう。
【ANA JCB一般カード】
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年会費 | 2,000円(税別) |
家族カード | 年会費:1,000円(税別) |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | 海外:最高100万円 |
旅行保険 | 海外:最高1,000万円 |
ANA JCBクレジットカードのなかでも一番オーソドックスなクレジットカードの種類となります。
年会費については、本会員が2,000円(税別)・家族会員は1,000円(税別)となり、入会初年度は年会費無料となっています。
ANA JCB一般カードに入会した際は、通常ボーナスマイルとして、1,000マイルが付与されます。
カードに付帯している保険については、海外旅行傷害保険・国内航空傷害保険が1,000万円までついています。
保険は自動付帯なので、カードを持っているだけで万が一のときに補償が受けられるので安心です。
ポイントへの還元率についてですが、一般カードでは10マイルコースと5マイルコースの2つのコースから選択することができます。
10マイルコースの交換レートは1ポイントが10マイルとなります。
ただしマイルの交換手数料として年間5,000円(税別)が必要です。
一方、5マイルコースの場合、1ポイントが5マイルと半減してしまいますが、マイルへの交換手数料は無料となっています。
航空マイレージは現金換算するのが難しいですが、ポイント交換相場から1マイル=3円程度で計算すると、年間2万円のカード決済で手数料分の元が取れ、年間4万円のカード決済で5マイルコースよりもお得にマイルを貯められる計算になります。
年間4万円以上の決済をするのであれば10マイルコースで損はない計算となります。
利用金額 | 5マイルコース | 10マイルコース |
10,000 | 1,500 | -2,400 |
20,000 | 3,000 | 600 |
30,000 | 4,500 | 3,600 |
40,000 | 6,000 | 6,600 |
50,000 | 7,500 | 9,600 |
100,000 | 15,000 | 24,600 |
200,000 | 30,000 | 54,600 |
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この他にも会員特典として、空港免税店での支払いが5%OFFになったり、機内販売での支払いが10%OFFとなったり、ANA FESTAの支払いが10%OFFになったりとANA系列の店舗で利用すると割引サービスを受けることができます。
【ANA JCB ZERO】
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年会費 | 無料 |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | ― |
旅行保険 | ― |
ANA JCB ZEROカードは18歳から29歳までの社会人に限定して発行されるクレジットカードとなります。
年会費については、本会員・家族会員共に5年間は無料で利用することができます。
年会費が無料で利用できるため、クレジットカード入会時にもらうことができるボーナスマイルはありません。
また、一般カードにはあった保険サービスは付帯しません。
ポイントへの還元率を確認すると、5マイルのコースしか存在しておらず、必要最低限の機能を兼ね備えたクレジットカードとなります。
ただし、会員特典としては一般カードと同じ内容の特典を受けることができるため、初めてマイルが貯まるクレジットカードを持ってみたいと言う人にとってはオススメのカードとなります。
【ANA JCBワイドカード】
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年会費 | 7,250円(税別) |
家族カード | 年会費:1,500円(税別) |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | 海外:最高100万円 |
旅行保険 | 海外:最高5,000万円 |
ANA JCB一般カードよりもワンランク上のクレジットカードが持ちたいけど、年会費が高いからゴールドカードが持てないと言う方もいらっしゃると思います。
そんな方は、ANA JCBワイドカードを持ってみてはどうでしょうか。
本会員の年会費は7,250円(税別)。
家族会員は1,500円と一般カードと比較すると年会費は若干高くなっていますが、ANAをよく利用する人であれば、飛行機の搭乗によるボーナスマイルが通常の10%ではなく25%となるなど、お得な特典が付帯しています。
また、旅行保険の金額も一般カードよりも高額となっており5,000万円までの保証がつきます。
この他にも、ビジネスクラス専用チェックインが利用できる等の特典が付帯しています。
マイルのポイント還元率は一般カードと同じですが、ポイントが貯めやすくなったと言う点では一般カードよりも利用がしやすいのではないでしょうか。
【ANA JCBワイドゴールドカード】
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年会費 | 14,000円(税別) |
家族カード | 年会費:4,000円(税別) |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | 海外:最高500万円 国内:最高500万円 |
旅行保険 | 海外:最高1億円 国内:最高5,000万円 |
ステータスカードとなるゴールドカードですが、ANA JCBカードにもゴールドカードが存在しています。
年会費は、本会員で14,000円(税別)、家族会員で4,000円(税別)となっており、年会費に見合ったワンランク上のサービス特典が付帯しています。
入会時にもらえるボーナスマイルは2000マイルとなっており、一般カードの1000マイルに比べ、倍になっていることも特徴です。
旅行保険については最大補償額が海外旅行保険で1億円となっており、さらに国内旅行保険も付帯し、補償額も5,000万円となっています。
他にも、航空機遅延保険も付帯し航空機の遅延や寄託手荷物の遅延や紛失に際し損害を補償してくれます。
ポイントからマイルへの交換レートは1ポイントで10マイルとなっており、移行時に発生していた手数料は無料となります。
会員特典としても、一般カードにはない「提携ホテル朝食・ウェルカムドリンク」と言うサービスも追加されていたりしますので、年会費が単純に上がっただけではない付加価値が感じられるカードとなっています。
【ANA JCBカードプレミアム】
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年会費 | 70,000円(税別) |
家族カード | 年会費:4,000円(税別) |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | 海外:最高500万円 国内:最高500万円 |
旅行保険 | 海外:最高1億円 国内:最高1億円 |
ANA JCBカードの中で最もステータスの高いカードとなります。
年会費は本会員が70,000円(税別)と年会費だけでも高額になります。
家族会員の年会費はゴールドカードと同額に設定されています。
入会時にもらうことができるボーナスマイルが10,000マイルとなっていたり、付帯保険の金額が最大1億円になっていたりと、受けられるサービスも最大級のサービスを受けることができます。
また、世界130ヵ国、500都市、1000ヵ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」が無料で発行できます。
プレステージ会員なので、これだけで年間4万円以上の価値があります。
他にも、フライトマイルのボーナスマイルが50%にアップしたりと、とにかく年会費以上の豪華特典が付帯しています。
ポイントの交換レートはゴールドと同様で、交換手数料もかかりません。
さらにクレジット利用時の通常の獲得ポイントにプラスしてボーナスポイントが1ポイント加算されます。
ボーナスポイントは1ポイントを3マイルに交換できます。
クレジットカード決済1,000円につき13マイルが獲得できる計算となります。
最上級のステータスを保持したい方にオススメのカードです。
PASMOが利用できるANAカードの紹介
ANAのマイルを飛行機搭乗以外で貯める「陸マイラー」の必需品とも言えるクレジットカード「ANA To Me CARD PASMO JCB」通称ソラチカカードでも、ANA QUICPay+nanacoを申し込むことが可能です。
これがあれば、クレジットカード、交通ICカード、電子マネー、スキップサービスが受けられるようになるので大変便利です。
ここからはANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカカードについて紹介をしていきます。
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年会費 | 2,000円(税別) |
家族カード | 年会費:1,000円(税別) |
ETCカード | 無料 |
ショッピング保険 | 海外:最高100万円 |
旅行保険 | 海外:最高1,000万円 |
ソラチカカードの年会費は、本会員家族会員共にANA一般カードと同額に設定されており、カード入会初年度は年会費が無料です。
カードの基本スペックも、ANA一般カードと同等となっており、入会時のボーナスマイルも1,000マイルもらうことができます。
クレジットカードで獲得できるポイントもOkiDokiポイントとなっていますが、交換先としてメトロポイントへの交換が可能となります。
メトロポイントへの交換レートは1OkiDokiポイントを5メトロポイントとなります。
このカードが陸マイラーに人気の理由として、メトロポイントからANAマイルへ交換するときのレートの良さにあります。
ソラチカカードに紐づいているメトロポイントアカウントからの交換であれば100メトロポイントを90マイルに交換することができます。
ソラチカカードでのクレジット決済ポイントについては、直接マイルに交換した方がレートが良いですが、他のポイントをANAマイルに交換する場合、いったんメトロポイントに交換し、メトロポイントから交換することで高レートでANAマイルに交換することが可能になります。
この高レートで交換が利用できるのはソラチカカードのみなので、ANAマイルをとにかく貯めたい場合にはソラチカカードは必須アイテムとなります。
まとめ
出典:http://www.jcb-card.jp/anacard/2015anaqp/
1つで3つのサービスが利用できるANA QUICPay+nanacoと、ANA QUICPay+nanacoの入手に必要なANA JCBカードについて紹介しました。
JCBのANAカードは様々なステータスを持ったクレジットカードの種類が用意されています。
自身に合ったカードを選ぶことで、よりお得に利用することができるので、しっかりと見極めてから申し込みをしましょう。
どれが自分に合っているかわからない場合には、初年度年会費無料で持てるソラチカカードがおすすめです。
ANAマイルをお得に貯める方法をご紹介!
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