2016年4月より電力自由化により、電力の小売業に参入したソフトバンク。
携帯事業に参入した際も色々なプランを打ち出してきたソフトバンクですが、電気小売業でどのようなプランを提供しているのでしょうか。
今回はソフトバンクでんきの、お得な電気プランやポイントサービスについて詳しく紹介していきます。
画像出典:http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2015/20151225_02/
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ソフトバンクでんきとは?
出典:http://www.softbank.jp/energy/
今まで各地の電力会社が担っていた電力の小売業務ですが、2016年4月に法律改正が行われ、電力会社以外でも電気の販売ができる電力自由化が開始されました。
今までは、電力会社の寡占状態にあったので、価格競争が行われずに比較検討ができなかったのですがこの電力自由化により、自分で利用したい会社を選択することができます。
この電力自由化のタイミングで電気小売業を営む会社が100社以上増えており、お父さん犬でおなじみのソフトバンクも電力自由化のタイミングで、電気の小売業に参入しています。
携帯電話事業への参入時も色々なプランを提供してきたソフトバンクが電力ではどのようなプランを実施しているのかを詳しく紹介していきます。
まず、ソフトバンクでんきの提供地域としては、大きく分けると以下の4地域になります。
- 北海道電力エリア
- 東京電力エリア
- 中部電力エリア
- 関西電力エリア
このエリア以外ではソフトバンク電気は利用できません。
ただし、北陸電力エリアではソフトバンクでんきの提供はしていませんが、ソフトバンクでんきのセット割に加入することができます。
北陸電力エリアでのセット割の対象となるのは、北陸電力と契約していて、ソフトバンクの携帯電話を契約している世帯を対象に「おうち割」を提供しています。
北陸電力エリアでのおうち割は、月々の電気代に応じて最大300ポイントが獲得できます。
獲得できるのはTポイントですので、様々なお店で1ポイント単位で利用できるので、ポイントを無駄にすることなくお得に利用できます。
ソフトバンクでんきが提供されていないエリアでも優遇されるというのは嬉しいですね。
提供エリア毎の料金プラン
出典:http://www.softbank.jp/energy/price/
ここからは、各供給エリアの電気料金プランを紹介していきます。
【北海道電力エリア】
北海道電力エリアで提供されている電力としては、再生可能エネルギーを利用する「FITプラン(再生可能エネルギー)S」のみの提供となります。
電気代としては、基本料金+電力使用料金となります。
・FITプラン(再生可能エネルギー)S
出典:http://www.softbank.jp/energy/price/hokkaido/fitplan/
[基本料金]
10A:334円80銭
15A:502円20銭
20A:669円60銭
30A:1,004円40銭
40A:1,339円20銭
50A:1,674円
60A:2,008円80銭
[電力量料金]
1段階目:120kWhまで/23円30銭(1kWhあたり)
2段階目:120kWhを超え280kWhまで/29円42銭(1kWhあたり)
3段階目:280kWhを超えたもの/33円3銭(1kWhあたり)
1契約あたりの基本料金ですが、契約するアンペアによって料金が異なってきます。
再生可能エネルギーを利用しているので、値段は少し高く設定されていますが、地球にやさしい発電方法を自分で選択できるのはいいことではないでしょうか。
【東京電力エリア】
東京電力エリアでは以下4つのプランが利用できます。
- スタンダードS
- バリュープラン
- プレミアムプラン
- FITでんきプラン(再生可能エネルギー)
それぞれのプランでは、世帯数や家族構成などから月々の電気使用量を想定し、よりお得に利用できるよう料金設定がされています。
・スタンダードS
出典:http://www.softbank.jp/energy/price/tokyo/standard-s/
単身や少人数の家族向けで、あまり電気を使用しない世帯向けのプランとなっています。
[基本料金]
10A:280円80銭
15A:421円20銭
20A:561円60銭
30A:842円40銭
40A:1,123円20銭
50A:1,404円00銭
60A:1,684円80銭
[電力量料金]
1段階目:300kwまで/23円40銭(1kWhあたり)
2段階目:300kwを超えたもの/30円03銭(1kWhあたり)
・バリュープラン
出典:http://www.softbank.jp/energy/price/tokyo/valueplan/
在宅時間が多く、比較的電気を利用する3人から4人の家族世帯向けに、お得に利用できるプランとなります。
[基本料金]
契約電力1kWにつき432円00銭
[電力量料金]
1段階目:300kwまで/7,020円00銭(定額料金)
2段階目:300kwを超え400kwまで/25円89銭(1kWhあたり)
3段階目:400kwを超えたもの/30円02銭(1kWhあたり)
バリュープランの場合、これまでのアンペア数毎の契約ではなく、スマート契約という体系となり、30分ごとの使用電力量により決定します。
30分ごとの使用電力量のうち月間でもっとも大きい値を最大需要電力とし、当月および前11ヶ月間の最大需要電力のうちで最も大きい値が契約電力(kw)となり、基本料金が確定します。
そのため、電気の使い方を工夫することにより基本料金を安く抑えることが可能となりますが、同時に家電製品を使用することが多い場合などは、基本料金が高くなってしまう可能性があるため、注意が必要です。
また、電力量料金は1段階目が定額料金となっており、使用してもしなくても300kwまでは必ず7,020円が課金されます。
ただし未使用分100kwまでは、未使用分に応じたTポイントでの返還や、ソフトバンクのスマートフォンを利用している場合には、通信データ容量として還元してくれるので、旅行などでお家を空けた場合なども大きく損をすることはありません。
・プレミアムプラン
出典:http://www.softbank.jp/energy/price/tokyo/premiumplan/
2世帯での同居や、大家族など、毎月多くの電気を使用する5人以上の世帯向けに用意されたプランとなっています。
[基本料金]
契約電力1kWにつき468円00銭
[電力量料金]
1段階目:400kwまで/9,700円00銭(定額料金)
2段階目:400kwを超えたもの/29円04銭(1kWhあたり)
基本料金はバリュープランと同様にスマート契約となっています。
電力量料金が400kwまでの定額料金となっており、より多くの電気を定額で利用できます。
400kw超過分もバリューパックよりお得に設定されているので、電気代を節約できます。
【中部電力エリア】
中部電力エリアでは以下3つのプランが利用できます。
- スタンダードS
- バリュープラン
- プレミアムプラン
それぞれの料金詳細は東京電力エリアで紹介したものと同様となっています。
【関西電力エリア】
関西電力エリアでは以下4つのプランが利用できます。
- スタンダードX
- バリュープラン
- プレミアムプラン
- FITでんきプラン(再生可能エネルギー)
バリュープラン、プレミアムプラン、FITでんきプランはこれまで紹介してきたプランと同様の内容になっています。
・スタンダードX
出典:http://www.softbank.jp/energy/price/kansai/standard-x/
こちらのプランは単身、少人数世帯向けの「スタンダードS」のスマート契約版といったプランになります。
電気料金の詳細は以下の通りです。
[基本料金]
契約電力1kWにつき280円80銭
[電力量料金]
1段階目:300kwまで/24円70銭(1kWhあたり)
2段階目:300kwを超えたもの/25円92銭(1kWhあたり)
電気をあまり使わない世帯向けにお得に利用できる料金プランとなっており、スマート契約なので、電気をあまり使わなければ基本料金もかなり安く抑えることが可能となります。
ただし最低月額料金が設定されているので、月に1度も電気を使用していない場合でも、1契約毎に343円76銭が請求されます。
セット割には何がある?
出典:http://www.softbank.jp/energy/ouchiwari/
ソフトバンクでんきとソフトバンクの携帯電話はインターネットを同時に利用すると、「おうち割」という割引が受けられます。
このおうち割ですが、ソフトバンクでんきとソフトバンク携帯又は、ソフトバンクが提供している光回線やADSLといった固定通信サービスをセットで契約すると、「おうち割 でんきセット」が適用されます。
では、「おうち割 でんきセット」でどれだけお得になるのかということですが、契約から2年間は携帯電話、固定通信サービスの料金から毎月最大300円の割引が行われます。
割引額については、ソフトバンクでんきの契約プランによって変わってきます。
ソフトバンク電気のプレミアムプランを契約していれば、毎月300円の割引が2年間適用されます。
それ以外のプランで契約をしていれば、毎月200円の割引が2年間適用されます。
この割引プランですが、家族で複数の携帯電話を契約していても、全ての回線に適用されるのではなく、代表回線の1回線のみが割引の適用対象となります。
また、携帯電話と固定通信サービスそれぞれを契約している場合は、どちらか一方のみの利用料金が割引されます。
「おうち割 でんきセット」を契約したい場合は、ソフトバンクのホームページから行うか、ソフトバンクショップの店頭で契約を行うかのいずれかとなります。
契約者本人が契約手続きを行う場合は、どちらからでも可能ですが、契約者家族が契約手続きを行う場合は、店舗のみでの受付となるので注意しましょう。
その場合、委任状や家族とわかる証明書など色々な書類が必要となりますので、契約者本人が手続きに行くことをおすすめします。
先にも述べたとおり、この他にもソフトバンクでんきの提供エリアではない北陸電力でも、契約している電力メニューによって「おうち割」を利用することができます。
この場合、1ヶ月の電気料金を元にTポイントが最大300ポイント還元されるようになります。
ポイント付与は毎月の請求金額が1円から5,000円で50ポイント、5,001円から8,000円で200ポイント、8,000円以上で300ポイントとなっています。
但し、おうち割を契約する時にソフトバンク携帯を契約しており、「ほくリンク」の登録をしている必要がありますので、ソフトバンク携帯を利用していて、ほくリンクに登録していない方はぜひ登録をして、おうち割を利用しましょう。
Tポイントの還元率は?
出典:http://www.softbank.jp/energy/feature/tpoint/
最後に、ソフトバンクでんきを利用した際に貯まるポイントについて確認してみたいと思います。
ソフトバンクでんきを利用すると、ソフトバンクの携帯などと同じくTポイントが付与されます。
ポイントの還元率については、電気代1,000円の請求金額に対し、5ポイントのTポイントが貯まり、還元率は0.5%となっています。
ソフトバンクでんきでTポイントを貯める方法は2種類あり、契約プランや付与されるポイント種別により、手続き方法が異なるので注意しましょう。
スタンダードプラン、バリュープラン、プレミアムプランでの電気代に応じて獲得できるTポイントを貯めるには、東京電力のホームページにある「くらしTEPCO」への登録が必要となります。
くらしTEPCOのマイページよりTポイント付与の為の情報を設定しておくことで、Tポイントが貯められるようになりますので忘れずに登録しておきましょう。
FITでんきプランでの電気代に応じて獲得できるTポイントを貯めるには、「My SoftBank」からTカード番号を登録するか、「ソフトバンクショップ店頭」でTカード番号登録が必要となります。
この他にも、スタンダードプランでの2年継続特典で1,200ポイントが獲得できます。
バリュープランでの定額内の未使用分に対してもTポイントで還元されます。
こちらはそれぞれ、My SoftBankからの登録か、店頭での登録にて獲得手続きがおこなえます。
まとめ
出典:http://www.softbank.jp/energy/
ソフトバンクでんきについて、料金プランやポイント付与について詳しく紹介してきました。
私たちの生活になくてはならない「電気」を利用しながらお得にTポイントを貯められ、携帯電話やインターネットの利用料金が割引される、とってもお得な事業者となっていました。
電力自由化になり、様々な事業者が参入し、競争が増してきており、価格面で徹底的にお得感を売り出している事業者や、ソフトバンクでんきのように既存のサービスと組み合わせお得感を売りにしている事業者など、様々あります。
選択肢が増えすぎてどの事業者が良いかわからない、決められないという方も多いと思いますが、毎月必ず支払う電気料金だからこそ、お得情報を入手し、生活に合ったお得な事業者に乗り換えましょう。
・今なら「ソフトバンクでんき」への乗り換えで現金やTポイントなどに交換できるネットマイルが獲得できるキャンペーンを実施中!!
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