世の中にはたくさんの転職エージェントがあり、どのエージェントが自分に合っているのか分からずに迷ってしまうことも多いのではないでしょうか?
実際、転職エージェントは、それぞれに独自の専門性を持っているため、自分に合ったエージェントを見つけるのに時間がかかることもあります。
本記事では、転職活動中でエージェント選びに悩まれている方に向けて、おすすめの転職エージェントを詳しくご紹介します。現在、転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職時に利用すべき転職エージェント7選
まずは転職者が登録すべき7つのエージェントをご紹介します。
- マイナビエージェント
- リクルートエージェント
- typeエージェント
- doda(デューダ)
- パソナキャリア
- ショクショクショップ
- DYM
それぞれの転職エージェントについて確認してみましょう。
1位:マイナビエージェント|面接対策や定着率が強い
マイナビエージェントは、20代に人気の高い転職エージェントの一つであり、サポート力やマッチング力に定評があります。
目先の結果だけにとらわれず、お客様の5年後、10年後の未来を見据えたカウンセリングを行っているというのが特徴です。
今後成長が見込まれる業界や企業、長く使えるスキルなど、キャリアプランに役立つアドバイスを受けられます。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
主なサービス(機能) |
|
公開求人数 | 約24,691名 |
所在地 | 全国対応可
京橋・新宿・神奈川・北海道・宮城・名古屋・京都・大阪・兵庫・福岡 |
2位:リクルートエージェント|圧倒的な求人数とオファー率を誇る
リクルートエージェントは、国内No.1の転職エージェントです。
リクルートエージェントのキャリアアドバイザーは、提案力に定評があり、あなたを企業に売り込み、雇用条件を交渉するのが得意としている会社になります。
自分を売り込むのが苦手な方や、給与交渉を代行してほしい方に、ぴったりの転職エージェントです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
主なサービス(機能) |
|
公開求人数 | 約106,942件 |
所在地 | 日本全国
東京 / 西東京 / 宇都宮 / 埼玉 / 千葉 / 横浜 / 京都 / 大阪 / 神戸 / 名古屋 / 静岡 / 北海道 / 東北 / 岡山 / 広島 / 福岡 |
3位:type転職エージェント|一都三県に特化した転職エージェント
type転職エージェントは、神奈川、千葉、埼玉に強いネットワークを持っているため、関東近郊での転職をお考えの方におすすめです。
会社の文化や雰囲気を大切にし、お客様の希望にぴったりの企業をご提案しています。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
主なサービス(機能) |
|
募集中の職種 | 募集なし |
所在地 | 京橋/新宿/神奈川/北海道/宮城/名古屋/京都/大阪/兵庫/福岡 |
4位:doda(デューダ) |豊富な求人数とキャリアの選択肢
dodaは、エージェントサービスを提供しているパーソルキャリアが運営する転職サイトです。
説明会や1対1の面接など、イベントを頻繁に開催しているので、エージェントの利用を迷っている方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
また、dodaでは、企業から直接オファーを受けることができるスカウトサービスや、年収査定やキャリアアップ査定などのツールも提供しているので、自分の市場価値を客観的に把握できます。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社(Parsol Career K.K. |
主なサービス(機能) |
|
求人情報の数 | 77,398件 |
所在地 | 日本全国
丸の内/北海道/東北/横浜/静岡/中部/関西/九州/京都/神戸/岡山/広島/九 州 |
第5位:パソナキャリア |初めての転職でも安心の徹底したカウンセリングと手厚いサポート

出典:パソナキャリア
パソナキャリアは、キャリアアドバイザーのサポートに定評のある人材紹介会社です。
あなたの将来のビジョンを聞き、あなたに合ったキャリアを一緒に考えてくれるので、サポートを求めている方にはおすすめのエージェントです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
主なサービス(機能) |
|
提供可能な求人数 | 31,462件 |
所在地 | 全国の拠点
札幌/青森/盛岡/仙台/秋田/山形/福島/郡山西/茨城/栃木/群馬/埼玉/千葉/東京/神奈川/新潟/長野/山梨/静岡/愛知/三重/岐阜/富山/石川 / 福井県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 奈良県 / 兵庫県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 日本 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 |
6位:就職Shop|リクルートの正社員採用支援サービス
就職Shopは、できるだけ早く転職したい人におすすめの人材紹介会社です。とりあえず何か仕事を紹介してもらいたい場合には、高確率で紹介してもらえるでしょう。しかし、転職したい職種が決まっている場合には、事前に伝えないと希望の職種が叶わないこともあります。
また、紹介する企業は社員数が100名以下のところが多いです。しかし、書類選考がなく、採用意欲の高い企業のみを紹介しているため、とにかく早く仕事を見つけたいという方におすすめのエージェントです。
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア |
主なサービス(機能) |
|
公開求人数 | 一般には公開されていません |
所在地 | 新宿、東京、横浜、北千住、埼玉、千葉、西東京、大阪、京都 |
7位:DYM就職|正社員登用率100%、満足度90%!
満足度90%を誇るDYMは、日本で最も信頼されている転職エージェントです。この高評価の理由は、キャリアアドバイザーが、求職者と求人企業の双方のニーズを聞き、最適な求人を紹介しているためです。
他の転職エージェントでは、最終面接の前に書類選考や数回の面接を受けなければなりませんが、DYM転職では、そのまま人事や企業の役員との最終面接を受けられます。
また、第二新卒の方は、上場企業やベンチャー企業を多数ご紹介できるのも特徴です。
運営会社 | 株式会社DYM |
主なサービス(機能) |
|
公開求人数 | 不明 |
所在地 | 東京 / 札幌 / 仙台 / 名古屋 / 京都 / 大阪 / 福岡 |
女性におすすめの転職エージェント3選
ここでは、女性におすすめの転職エージェントをご紹介していきます。
- type 女性の転職エージェント
- マイナビエージェント
- パソナキャリア【女性の転職】
上記の3つは、女性専用の転職エージェントです。転職を考えている女性は、参考にしてみると良いでしょう。
type 女性の転職エージェント|18年以上の実績あり
type 女性の転職エージェントは2000年に設立され、年間5,000人以上のカウンセリングを行ってきました。
多くの企業との取引実績があり、女性が楽しく、そして活躍できる場を提案しています。
また、「収入を増やしたい人のためのカウンセリング」「仕事を辞めた人のためのカウンセリング」「自分に合った働き方を知りたい人のためのカウンセリング」など、テーマに沿ったカウンセリングも行っています。
「カウンセリングを受けたい」「悩みを相談したい」という方におすすめのエージェントです。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
主なサービス(機能) |
|
求人数 | 公開求人数:約5,720件
非公開求人数:21,390件 |
所在地 | 京橋/新宿/神奈川/北海道/宮城/名古屋/京都/大阪/兵庫/福岡 |
マイナビエージェント|キャリアアップを目指す女性のための転職エージェント
マイナビエージェントは、日本でも有数の女性のための転職エージェントです。
マイナビエージェントでは、女性に特化した転職チームを編成しており、女性キャリアに精通したキャリアアドバイザーのサポートが受けられます。また、HPでは女性ならではの疑問を解決できるページを準備しており、育休の取得方法やキャリアアップの方法などが紹介されています。
運営会社 | 株式会社マイナビ |
主なサービス(機能) |
|
求人数 | 不明 |
所在地 | 全国対応可
京橋・新宿・神奈川・北海道・宮城・名古屋・京都・大阪・兵庫・福岡 |
パソナキャリア【女性の転職】|女性活躍推進コンサルティングチームを配備
パソナキャリアは、前章で掲載したパソナキャリアと同じく、株式会社パソナが運営する女性に特化した転職エージェントです。パソナキャリア同様、ウーマンズキャリアもキャリアアドバイザーのサポートには定評があります。
転職活動に不安を感じている方、出産・育児でお休みしているけど復職を考えている方などは、ぜひご相談ください。転職に不安を感じている方、転職活動をしている方におすすめのエージェントです。
運営会社 | 株式会社パソナ |
主なサービス(機能) |
|
求人数 | 約50,000件以上 |
所在地 | 札幌/青森/盛岡/仙台/秋田/山形/福島/郡山西/茨城/栃木/群馬/埼玉/千葉/東京/神奈川/新潟/長野/山梨/静岡/愛知/三重/岐阜/富山/石川 / 福井県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 奈良県 / 兵庫県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 日本 / 愛媛県 / 高知県 / 福岡県 / 佐賀県 / 長崎県 / 熊本県 / 大分県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県 |
転職エージェントを利用するメリット10選
転職エージェントは、利用するにあたってさまざまなメリットがあります。ここでは、大きく10個に分けてメリットをご紹介します。
- 無料で相談できる
- 担当者が代理で企業との対応をしてくれる
- 企業の内部情報を事前に知れる
- 非公開求人情報を得られる
- 転職に関する相談ができる
- よりよいキャリアプランが立てやすい
- 履歴書などの書類作成をサポートしてくれる
- 面接に通過する確率が高い
- 担当者が代理で条件交渉をしてくれる
- 現在の会社を円満に退職しやすい
上記のメリットを踏まえて、転職エージェントを最大限活用していきましょう。
メリット1:無料で利用できる
転職エージェントは、ハローワークや人材紹介会社と同様に、転職希望者が無料で利用できる特徴があります。
プロのキャリアアドバイザーが、キャリアアドバイス、仕事の紹介、面接の手配、履歴書・職務経歴書の書き方指導、面接対策、内定後の交渉、就職後のフォローなど、さまざまなサービスを提供しています。そして、これらのサービスに料金はかかりません。
無料で利用できる理由として、求職者が採用されたときに企業から転職エージェントに紹介料が支払われます。そのため、求職者は無料で便利で豊富なサービスの利用が可能なのです。
メリット2:担当者が代理で企業との対応をしてくれる
担当者が代理で企業と対応をしてくれるのも、転職エージェントのメリットの1つです。通常の転職活動は、多くの作業を自分1人で行う必要があり、多くの時間と労力がかかります。
しかし、転職エージェントでは、キャリアアドバイザーと面談し自分の希望を伝えると、それに合った求人を紹介してくれるので、転職活動の時間と労力を大幅に削減できます。さらに、仕事をしているとなかなか難しい、日々の企業とのやり取りや面接の日程調整などもサポートしてくれるため、働きながらの転職活動も楽になるでしょう。
メリット3:企業の内部情報を事前に知れる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、人事担当者だけでなく、現場のスタッフや経営者との接点を持っていることが多いです。そのため、希望する会社のリアルな雰囲気や情報を得られるメリットがあります。
この情報は、求人サイトや企業のホームページでは得られないような情報のため、就職してからのギャップを抑えるために大きく役立ちます。
メリット4:非公開求人情報を得られる
転職エージェントのメリットとして、非公開求人情報が得られます。転職エージェントには、一般的に掲載されている求人のほかに、一般には公開されていない「非公開求人」や、その転職エージェントでしか応募できない「独占求人」を掲載している場合があります。
その非公開求人では、通常では応募できない求人先を受けられるため、より条件の良い転職先が見つかる可能性があります。
メリット5:転職に関する相談ができる
転職エージェントのキャリアアドバイザーには、転職に関する悩み事を何でも相談できます。例えば、「今の市場価値ではどの程度の企業に見合っているのか」「より自分に合った転職先はないのか」「転職の準備には何が必要なのか」など、さまざまな相談ができます。
また、現在就労している会社の退職方法なども相談できるキャリアアドバイザーもいるため、困っている悩みや疑問があれば気軽に相談しましょう。
メリット6:よりよいキャリアプランが立てやすい
一人で就職活動をしていると、どうしても自分の知識や経験に基づいた選択になってしまいがちです。
しかし、転職エージェントでは、さまざまな業界や職種の求人を紹介してくれるため、転職に対して多くの選択肢が得られます。
また、キャリアアドバイザーとの面談によって、今までのキャリアやスキルなどをまとめる「キャリアの棚卸し」も一緒にできるため、より現実的なキャリアプランを描きやすくなります。
メリット7:履歴書などの書類作成をサポートしてくれる
自分で求人先に応募する場合、企業ごとに履歴書や職務経歴書を作成して、送る必要があります。ある程度のテンプレートの作成は可能ですが、それでも応募先の企業によって微調整する必要がありますし、それを毎回行う必要があるため、労力や時間がかなり必要です。
転職エージェントでは、あらかじめ作ったベースをもとに、企業ごとに履歴書作成のアドバイスをしてくれるため、簡単に書類選考を通過する資料を作れます。また、応募の手続きも代行してくれるため、作成や管理にかかる手間を大幅に軽減できます。
メリット8: 面接に通過する確率が高い
転職エージェントによっては、模擬面接を行うサポートをしています。転職のプロによる面接練習のため、1人で準備するよりもはるかに効率的で、より質の高い受け答えができるようになります。
また、応募する企業に合わせた面接練習を提供しているため、本番の面接でも良い印象を与えられるでしょう。
メリット9:担当者が代理で条件交渉をしてくれる
採用が決まると、入社の準備はもちろんですが、給与や入社日などの細かい条件を交渉する必要があります。しかし、自分の要望を直接企業に伝えるのはなかなか難しいでしょう。
転職エージェントでは、自分と企業の間に入って代理で条件交渉をしてくれます。通常では伝えにくい条件に合わせて、企業に確認しておきたい点も聞いてくれるメリットがあります。
また、入社日にも一緒に立ち会ってくれる転職エージェントもあるため、初日に出勤するハードルも下がるのもメリットの1つです。
メリット10:現在の会社を円満に退職しやすい
就労中に転職活動をしていると、なかなか退職の準備ができない場合は多いです。入社日と退社日の折り合いがつかなかったり、予期せず不採用になってしまったりと、問題が発生する場合もあるでしょう。
転職エージェントでは、転職に限らず退職についてもキャリアアドバイザーからアドバイスを受けられます。辞表届や退職前に必要な準備など、退職活動に大きく貢献するでしょう。
人材紹介会社の6のデメリット
転職エージェントは、あなたに代わって企業にあなたの仕事を売り込むことができる、非常に便利なツールですが、デメリットもないわけではありません。
ここでは、人材紹介会社のデメリットとして代表的なものを6つご紹介します。
- 応募までに時間がかかる
- 転職に求める条件を明確にする必要がある
- 人材紹介会社によって得意分野が異なる
- 転職活動の自由度が低い
- 一定期間しかサポートしてくれない組織もある
- 質の悪い転職エージェントが存在する
転職エージェントを利用する前にデメリットを確認しておくと、利用時のトラブルを抑えられるでしょう。また、転職をスムーズに進めるために事前に理解しておきましょう。
デメリット1:応募までに時間がかかる
転職エージェントのデメリットとしては、応募まで時間がかかります。まず、転職エージェントへの登録を行い、キャリアアドバイザーと面談する必要があります。
この面談を行うまでは、応募先の企業を紹介してもらえず、企業への応募ができません。そのため、今すぐにでも転職をしたい方は、早めに転職エージェントの登録をする必要があるでしょう。
デメリット2:転職に求める条件を明確にする必要がある
転職エージェントは、転職者の条件をカウンセリングして、条件に近い求人先を紹介するシステムです。応募書類の添削や面接対策などの豊富なサービスもあるため、転職をスムーズに進めやすくなる特徴があります。
しかし、転職に求める条件が明確でない場合、求人先を提供できず、一向に転職活動が進まないデメリットがあります。また、試しに選んだ求人先に満足できず、転職が失敗に終わる可能性もあるでしょう。
転職を成功させるためにも、事前に自分の求める転職先の条件を明確にしておく必要があるでしょう。
デメリット3:転職エージェントによって得意分野が異なる
転職エージェントの中には、幅広い業界の求人を取引している会社もあれば、特定の分野に特化している会社もあります。
自分が働きたい業界が決まっているのであれば、その業界に特化している転職エージェントを選ばないと、理想の仕事が見つからなかったり、転職活動が思うように進まなかったりする可能性があります。
また、転職エージェントによっては、条件の悪い求人先を取り扱っているため、適当な転職エージェントの登録はおすすめできません。
デメリット4:転職活動の自由度が低い
転職エージェントでは、自由に求人先を選べません。登録後のキャリアアドバイザーとの面談では、転職に求める条件や働きたい業界、新しい仕事で達成したい目標などを話し合いながら確認していきます。その中で、
プロのアドバイザーが、転職者に合った求人先を探して提案してくれます。そのため、自分で選びながら転職活動ができません。
また、異業種についての求人先も自由に探せないため、自由度の低い転職活動になるでしょう。
デメリット5:一定期間しかサポートしてくれない組織もある
転職エージェントの中には、転職サポートを一定期間しか行わない転職エージェントもあります。一定期間は、転職サポートを行ってくれますが、期間を過ぎるよサポートを一切しなくなります。そのため、自分のペースで転職活動を求めて居たり、のんびりとした転職活動を行いたい方には、期間中に転職先を見つけるのが難しくなるでしょう。
デメリット6:質の悪い転職エージェントも存在する
転職エージェントには、質の優劣があるのもデメリットの1つでしょう。現在、日本には2万社以上の人材紹介会社があり、利用する求職者も増えてきています。しかし、残念ながらその中には質の低い人材紹介会社も存在します。
そのため、質の低い人材紹介会社から悪質な転職サポートを受ける恐れがあるでしょう。少しでも質の高い人材紹介会社を選ぶには、ホームページに掲載されている情報を確認したり、SNSなどで口コミやレビューを確認しておくと良いでしょう。
転職エージェント利用の6つの手順
ここでは、転職エージェントを利用する際の主な手順をご紹介します。基本的な手順としては、以下の6ステップです。
- 転職エージェントに登録をする
- キャリアアドバイザーとの面談を行う
- 応募先を探す
- 企業への応募と面接を行う
- 内定を貰う
- 現職の退社と条件交渉のサポートを受ける
転職エージェントを利用する前には、正しい手順を確認しておきましょう。
1.転職エージェントに登録する
まずは、転職エージェントに登録をしましょう。各転職エージェントの登録には、個人情報をHPやアプリからオンラインで登録する必要があります。
登録が完了すると、採用担当者から電話やメールで連絡が入り、面談日程の打ち合わせが行われます。この際に、面談時に必要な物や情報を確認しておくと、面談がスムーズに進むでしょう。
2.キャリアアドバイザーとの面談を行う
面談日になったら、転職エージェントの採用担当アドバイザーとの面談を行います。この面談の目的として、求職者のこれまでのキャリアやこれからの転職に求める条件の確認がメインです。そのため、正直にリラックスして全てを話すようにしましょう。また、転職についての疑問や不安がある場合、この面談で相談しておくと良いでしょう。転職のプロが丁寧にアドバイスしてもらえる機会なので、存分に活用できます。
3. 応募先を探す
採用アドバイザーとの面談が終わると、キャリアアドバイザーが転職者の求める条件の企業を紹介してもらえます。その中で、興味のある企業や納得のいく条件の企業があれば応募していきましょう。もし、応募したい企業がない場合は、キャリアアドバイザーに正直に話しましょう。また、キャリアアドバイザーによっては、非公開求人を紹介してくれる場合があるため、気軽に相談してみるのがおすすめです。
4.企業への応募と面接を行う
紹介された求人先の中に求める企業があった場合、実際に準備をして応募を進めていきます。応募の際には、職務経歴書や履歴書を準備しておく必要があります。
これらの書類は、企業があなたをどんな人か判断するために使用する大事な書類です。そのため、虚偽の記載がないように正直に書きましょう。てください。また、キャリアアドバイザーに相談して、履歴書や職務経歴書の添削を依頼してもらうとよいでしょう。
応募書類を提出したあとは、書類審査が行われます。書類審査を通過すると遂に企業との面接に進みます。転職エージェントによっては、キャリアアドバイザーと模擬面接を行得る場合があるため、転職のプロから事前にアドバイスをもらいましょう。
5.内定を貰う
面接終了して数日後、担当アドバイザーから合否の連絡があります。そこで合格した場合、転職活動は無事成功したと考えてよいでしょう。その後は、入社日の調整や年収の交渉をキャリアアドバイザーと行います。。
6.現職の退社と条件交渉のサポートを受ける
内定を貰った後、現職の退職と転職先との給与交渉を行っていきます。転職エージェントによっては、退職サポートを行っている場合もあるため、退職活動に活かしましょう。また、転職先の給与や出勤日数の交渉をキャリアアドバイザーが代理で行ってくれます。我慢せずに、自分の希望する条件を伝えておきましょう。
転職を成功させるための転職エージェントの活用法
転職を成功させるためには、ただ単に転職エージェントに登録するだけでは成功は厳しいでしょう。ここでは、転職エージェントをより効率的に利用する方法をご紹介します。
- 転職エージェントと転職サイトを併用する
- 複数の転職エージェントに登録する
- キャリアアドバイザーの提案を鵜呑みにしない
- 頻繁にキャリアアドバイザーと連絡を取る
- 複数の転職エージェントを通じて同じ企業に応募しない
主に上記の5つのポイントを意識すると、転職を成功させやすくなるでしょう。
転職エージェントと転職サイトを併用する
転職エージェントと転職サイトを併用すると、転職の成功確率を上げられます。転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが提案した求人先しか調べられませんが、転職サイトでは自分で自由に転職先を探せます。そのため、興味のある求人を見つけたり、異業種の転職を考えたりするきっかけがあるでしょう。しかし、転職サイトは、キャリアアドバイザーからのサポートを受けられず、1人で全ての転職準備をする必要があります。
転職エージェントと転職サイトの併用をする前に、それぞれのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントを利用する際は、複数の企業を利用するようにしましょう。それぞれの転職エージェントでは、取引している求人先が異なり、1社だけでは選択肢は限られてしまします。そのために、最低でも2~3社の転職エージェントを利用して、選択肢を広げると良いでしょう。
また、キャリアアドバイザーの質やサービスの種類も異なるため、自分に合う転職エージェントを探してみるのもいいでしょう。
キャリアアドバイザーの提案を鵜呑みにしない
転職エージェントを利用する際、キャリアアドバイザーの提案が全て正しいとは限らないため、鵜呑みにしないようにしましょう。
転職エージェントは、求職者と企業を結びつけて成功報酬を得ています。つまり、転職エージェントによってはより多くの報酬を得るために、求職者にマッチしない企業を紹介するケースもあるのです。
もちろん、すべてのキャリアアドバイザーがそんな考えではありませんが、自分でも調べながら少しでもおかしいと感じたら、キャリアアドバイザーに確認しておくようにしましょう。
頻繁にキャリアアドバイザーに連絡を取る
転職エージェントを最大限活用するために、頻繁にキャリアアドバイザーに連絡を取りましょう。キャリアアドバイザーは、複数人もの求職者の対応をしています。
そのため、連絡頻度が少ないと、転職に興味がないと思われて求人先の提案を後回しにされる可能性があります。また、キャリアアドバイザーとのコミュニケーションのためにも、頻繁に連絡を取っておくほうが良いでしょう。
目安としては、2週間に1回程度にメールをチェックして、良い求人があるかの確認や転職活動の現在の状況を相談したりしてみてください。
複数の転職エージェントを通して同じ企業に応募しない
複数の転職エージェントから、同じ企業に応募しないようにしましょう。同じ企業への応募が重複した場合、雇用者と採用担当者の両方を混乱させ、信頼問題につながります。
その結果、求職活動に支障をきたし応募が却下されたり、採用されなかったりする場合があります。また、転職エージェントから評価も下がり、質の高いサポートをしてくれなくなる恐れも考えられるでしょう。
転職エージェントについて知っておくべき3つのこと
ここでは、転職エージェントについて、知っておくべき3つのことをご紹介します。
- キャリアアドバイザーには営業ノルマが課せられている
- 適切な求人がない場合は登録を拒否される
- エージェントの報酬は転職者の年収30~40%程度
裏事情を知れば、人材紹介会社の仕組みをより深く理解できます。それぞれ確認しておきましょう。
キャリアアドバイザーには営業ノルマが課せられている
転職エージェントのキャリアアドバイザーには、基本的に営業ノルマが課せられています。主な営業ノルマとしては、求職者の転職先の決定などです。転職エージェントは、求職者と企業をマッチングさせることで収益を得ているため、マッチングをできるだけさせようと提案しています。
そのため、ノルマを達成するために転職を急かされる人も多く、不快な思い求職者も少なくはありません。もし、転職をしつこく急かされる場合は、違う転職エージェントにすると良いでしょう。
適切な求人がない場合は登録を拒否される
転職エージェントとの面談の際、転職者の条件や見合ったキャリアがない場合、登録を拒否される場合があります。法律上、転職エージェントは、候補者の登録を拒否できません。
しかし、転職エージェントは、転職できる可能性が高い求職者を優先したいと考える場合があります。
登録の拒否は、転職エージェントによって基準が異なるため、自分に合った転職エージェントを探しましょう。ちなみに、候補者を拒否でない法律については、下記のリンクから合わせてご参照ください
エージェントの報酬は転職者の年収の30~40%程度
転職エージェントの報酬は、転職希望者の年収の30〜40%程度と言われています。例えば、候補者の年収が800万円の場合、エージェントの報酬は、800✕0,3-0,4=240-320万円という計算になります。
そのため、転職者に提案際に年収の条件のよい求人先を提案するキャリアアドバイザーもいるでしょう。無料で利用できるとはいえ、年収だけでなくしっかりと企業情報を確かめるようにしましょう。
転職エージェントに関するよくある質問8選
ここでは、転職エージェントに関するよくある質問を8つピックアップしました。
- そもそも転職エージェントとは?
- 何社も転職エージェントを併用して良いのか?
- 非公開求人情報とは何ですか?
- キャリアアドバイザー変更は可能ですか?
- 転職エージェントをやめたい場合はどうすればよいか?
- すぐに転職を考えなくてもサービスは利用できるのか?
- 転職エージェントは使わない方が良い?
- 転職活動は在職中と退職後のどちらがおすすめですか?
転職エージェント登録前に気になる質問があれば、ぜひチェックしてみてください。
1.そもそも転職エージェントとは?
そもそも転職エージェントとは、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートするサービスです。転職のプロであるキャリアアドバイザーが「求人先の提案」「履歴書の添削」「模擬面接」「面接日の日程調整」「給与や休日日数の交渉」など、転職に関するさまざまなサポートをしてくれます。
そのため、転職活動をよりスムーズに効率よく進められるでしょう。また、転職エージェントは転職サイトとよく間違えられますが、サービス内容は異なります。転職サイトは、求職者に求人情報や情報コラムを提供し、転職活動を支援するサービスです。基本的に自分で求人を探せて、自由度の高い転職活動ができます。しかし、キャリアアドバイザーからのサポートがなく、自分1人で全ての準備を行う必要があります。選び方としては、自分に合った転職スタイルによって選ぶのもよいですが、2つを併用する方法もおすすめです。それぞれのメリットを最大に活かせるため、より効率的に転職活動を行えます。
2.何社も転職エージェントを併用してよいのか?
結論から言うと、複数の転職エージェントの併用は問題ありません。むしろ、効率よく転職を進めるのであれば、最低2~3社の転職エージェントを組み合わせて利用するのが良いでしょう。
その理由として、それぞれの転職エージェントで取り扱っている情報や求人先は異なるため、より多くの選択肢を得られるためです。また、転職エージェントによっては、分野に特化している場合があるため、求める転職先の業界が決まっている場合は、特化した転職エージェントの利用をおすすめします。
3.非公開求人情報とは何ですか?
非公開求人情報とは、一般には公開されていない求人先の情報です。それぞれの転職エージェントによって、保有している非公開求人情報はことなり、キャリアアドバイザーに相談しないと一般的には確認できません。
非公開求人情報は、給与面やその他の条件が高い場合が多く、他の候補者よりも優位に立知やすくなります。ただし、非公開求人情報は、職務内容や求められるスキルが明確であることが多いため、野心的でキャリア志向の方に適していることが多いです。
4. キャリアアドバイザーの変更は可能ですか?
基本的にキャリアアドバイザーの変更は可能です。キャリアアドバイザーの質の高さは、転職活動に大きく関わってきます。そのため、少しでも不満があったり、相性が合わなかったりする場合は、すぐに変更してもらいましょう。少し言いにくいかもしれませんが、転職活動は人生の中でも大きな分岐点のため、遠慮なく転職エージェントに相談すると良いでしょう。
5.転職エージェントを辞めたい場合はどうすればよいか?
転職エージェントを退会したいする手続きは、各エージェントによって異なります。主に、それぞれのキャリアアドバイザーに相談したり、公式サイトを確認すると良いでしょう。また、登録前の面談で事前に確認しておくと、退会方法を悩まずにスムーズに退会へ進めます。
6.今すぐ転職を考えていなくてもサービスを利用できるのか?
今すぐ転職を考えていない方でも、転職エージェントを利用することは可能です。
ただし、事前に担当アドバイザーに「今すぐの転職を強く希望していない」という点をしっかりと伝えておくと良いでしょう。伝えておくとアドバイザーが理解してくれて、あなたに合わせたキャリアをサポートしてくれるでしょう。
もし、伝えずにサービスを利用すると、あなたとアドバイザーの間ですれ違いが起こり、関係が悪くなる場合があります。
7.転職エージェントは使わないほうがいい?
転職を考えているのであれば、転職エージェントを利用した方が良いです。理由としては、転職の労力が大きく抑えられるためです。転職活動を行うと、求人先を探したり、履歴書の作成したりと多くの労力と時間がかかります。しかし、転職エージェントには豊富な転職サポートを用意しており、模擬面接や履歴書の添削などの内定をもらえる可能性も上がります。また、非公開求人情報についても紹介してもらえるため、転職の選択肢がより広がるのも転職エージェント利用のメリットでしょう。
8.転職活動は在職中と退職後のどちらがおすすめですか?
転職活動は、在職中に行うのが良いでしょう。在職中は、転職活動時間が少ない反面、収入面の心配がありません。対して、退職後に転職活動を行うと、転職が決まるまではほとんど無収入で過ごす必要があります。多くの貯金があれば問題ありませんが、貯金が減ってくると急いで転職先を決めてしますため、妥協した転職内容になりやすいです。そのため、在職中に転職をしておくと良いでしょう。
おわりに
転職エージェントは、より転職をスムーズに進めるためのサービスです。それぞれにメリットやデメリットがありますが、上手く活用すれば効率よく転職活動を進められるでしょう。本記事では、おすすめの転職エージェントについてご紹介しました。これから転職活動をしていく方は、自分に合いそうな転職エージェントを選定して利用してみてください。そして、輝かしいセカンドライフに向けて転職活動を頑張りましょう。
コメント